政治家というお仕事

政治家は政治をするのが仕事です(W

代議制政治の場合、政治家は選挙で選ばれることになっています。
人が政治家として仕事をしたいと考えたら、彼には二つの課題が待っています。

第一の課題はもちろん選挙で当選することです。
「猿は木から落ちても猿だが、政治家は選挙で落ちればただの人」と言った人がいたようですが、政治家たるもの何はともあれ選挙に通ってバッジをつけなければ話にならない、というのが通り相場であります。

従って、「政治家のノウハウ」はとりあえず「選挙に通るの法」であり、投票してくれる「支持者」をいかに獲得するか、ということになります。

吉田さんのこの本は、インターネット時代の政治家が「支持者」を確保するためにホームページをいかに活用するか、というテーマに絞って自身の試行錯誤の結果蓄積したノウハウを公開するものです。

もちろん政治家「本来の」仕事はバッジをつけてから始まるわけでありまして、ここからが「本来の」政治家としての仕事になります。この「政治家としての本来の仕事」をしっかりやり遂げるには、もちろん「支持者」あるいは「協働者」が必要であり、この支持者は選挙時点の支持者=投票者とは限りません。この人たちを確保・維持・拡大するということが第二の課題です。
第二の課題に取り組む上でホームページをどう活用するか、ということはきわめて重要なテーマですが、ここでは触れません。

以下では吉田さんの本のテーマである、支持者=投票者を獲得するという課題へのホームページの活用法に即して本を読んでいきたいと思います。

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