読み手はだれか 

吉田さんの本で暗黙のご了解となっているもの、ハウツウの前提となっていること。

まずは、「支持者」になってもらうためのアプローチを仕掛けていく有権者の属性については、
1.Webユーザー
2.政治に幾分か興味がある
とぐっと大きめの網をかけておきましょう。

なにしろ「政治的な立場は不問、支持者を増やしたかったらこういうサイトを作りなさい」という提案ですからね。
(本当はこんなものじゃない、ということはぼつぼつ分かってきます(W
さて、この読み手を「支持者に変身させる」説得の道具としてのサイトはいかにあるべきか?
前述したように、支持者とは投票の際にサイトのオーナーの名前を書いてくれる人、ということです。

くどいようですが、サイト経由(意味は後ほど)で支持者になってもらう、支持を訴求するサイトはいかにあるべきか、ということがテ−マ。

「政治に幾分か興味があるネット使いを支持者に変身させるの術」
その1 ホームページはいかにあるべきか。
この本は、「ベテラン地方議員」の皆さんに、ネット経由で投票行動を決定しようとする人たち(これからどんどの多くなってくる)に対して「私こそあなたにぴったりの政治家」というイメージをアピールするためのハウツウを提供する、という建前の本です。

ハウツウというのは宿命がありまして、使える人はすでに知っている、知らない人は知っても使えない(笑
この本を読んでその気になり、ネット上で「あなた好みの政治家」になりすまそうと志す人にご忠告。

すぐに馬脚が現れて逆効果、止めといた方がいいよ(W。

もちろん、ハウツウ提供側はこのあたりは十分承知の上ですから、我々としては、はて著者の真意はいずこにありや、と詮索をたのしむことになります。

次は別のブランチで「政治家とホームページ」を論じます。

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