Re: 読み手はだれか

もちろん、ネット使いは増加の一途、他方、投票行動を決定するための情報は限りなく不足しており、ここは当然「ネット検索」という得意の情報収集行動が発動する、という読みです。

我が国のネット利用者には主婦層/情報探索という「相」がどんどん増えているということですから、読み手=投票者となってくれることを期待してアピールする相手=支持相についてはこのあたりの人たちが「モデル客相」としてちらちらすることになるのではないでしょうか。

もちろん、これはネットで支持者を集めるには、という前提ですから他の方法で集めるときはそれはそれで様々の方法があることでしょう。しかし、ネットを使おうとするならば、

こうしないといけませんよ、というハウツウでコンテンツが構成されています。

ここではネットの特徴である「アンチ」の存在も視野に入れておかなければならない。支持相をあまりに限定、リップサーボスをしていると非支持相の読み手が登場、てんやわんやが始まる、ということは草創期の政治家サイトではよくありました。対応がまずいと本来想定しておりそれなりに支持が期待できた人たちまで一斉に引いてしまう・・・。

というあたりまで考えられた提案が書かれていますが、たぶんこういうレベルは実際に自分が直面してみないと分からないかも知れません。このあたりについては「政治家になる」ためのネット利用と「政治をする」ネット利用を区分していますので、あとで「する」ネットを論じるときに合わせて考えます。

さて、想定する読み手にたいして提供するコンテンツはどうしてこのように提案されているのか?


次回タイトルは「人はイメージにもとづいて行動する」(W

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