この指とまれ

> 実はここに、興味深いことが隠れています。
> 本書で展開されているハウツウは、ある範囲の特性をもった支持相がが想定されており、それは吉田さんが言われる「価値感を基準に政治家を選択する」支持相とはちょっと異なるのではないか、ということです。

Webリテラシーというフィルターがあることはいうまでもありませんが、ここで指摘したいのはもう少し入り込んだレベル。
リテラシー以後−価値感以前とでもいうべき域帯でしょうか、後ほど明らかになっていくと思いますが、「ウエブ」を広げ・支持者としてすくい上げようとする「潜在支持相」が想定されています。

実はこの書評は、このコーナーにおける「ハウツウについて」というスレッドの議論のなかから生まれた宿題でありまして、議論は、無色透明のハウツウのようでも実際は様々な前提があり、ハウツウを活用するにはその前提(往々にして提唱者が気付いていないこともある)を確認しておかないととんでもないことになることがあり得る、ということから、「ハウツウ選びのハウツウ」という方へ進んでいったものです。

http://quolaid.com/cgi/kforum/wforum.cgi?no=432&reno=no&oya=432&mode=msgview

「政治家のためのホームページ作りのハウツウ」満載のこの本は、期せずして上の議論通り、特定の立場が前提されています。
つまり、Webリテラシー以後−価値感以前、と言うわけです。

ではその内部に分け入ってみることにします。
導きは目次です。

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