政治とネットマーケティング

> 「俺の意見を団体の意思に」といったことを考えている人が政治家の数だけあるとすれば、政治の世界は「競争」の世界、マーケティングの世界ですね。

マーケティングは「相手をその気にさせるの法」、政治の世界は上下左右・東西南北、いずこをみてもマーケティングに満ち満ちているわけでありまして、マーケティングの専門家にとりまして「政治ほどすてきなビジネスはない」かも知れません。

マーケティング的には相手をその気にさせるには、「説得・納得・損得」という「得の三点セット」を駆使します。

1.まずは説得、これはもちろん内容ではなく技術です。
2.つぎに納得、これは「おまえのいいたいことは分かった」ということ。説得がうまくないとここまでいかずにマーケティングはおしまいです。説得不調。
3.ラスト損得、これはもっぱら相手の頭のなかで行われる計算のプロセス。マーケティングはもっぱらここに働き掛けるわけですね。

マーケティングは相手の態度変容を促すための「3得」に関する活動であり、その一環としてネットマーケティングがあり、活動領域の一つである「政治」の場におけるネットマーケティングの活用について考えてみる、というのがここの主題です。

最初に戻る  前章に戻る  章の始めに戻る  項の始めに戻る  前節に戻る  次の節に進む