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町田市議会議員 吉田つとむ

吉田つとむインターンシップ 第57期生 こが えいと

インターンレポート第1回 こが えいと(私立高校2年生)2025.10.26

 「講義T政治家・議員に求められる資質やその評価について」

 初回となる今回のインターンでは政治家及び議員の特徴や求められる素質、評価とはどのようなものかについて講義を受けました。特に今般は政治家の公人としての覚悟、信頼に関わることをまとめさせて頂きます。先ず政治家の適正について、数名の見識者を例に様々な見解を得ました。政治学者の「マックス・ヴェーバー」は政治家に「情熱」「責任感」「判断力」の3要素を求めた一方、哲学者の「カール・ポパー」は明確な政治家像を問うこと自体を否定した上で危険な統治者の平和的な排除について持論を展開しており、入口を規制する前者と出口を整える後者で考え方、在り方が様々であることを学びました。

 そして最も重要なことは政治家は第三者に判断され、その評価無しには無力な立場であることをよく理解することです。評価を得る手段として街頭演説や広報物を用いるなど様々ある中で、昨今普及が目覚ましいSNSを活用する方が増えています。しかしながらこれは対象を比較的若年層に向けていることを意味し、政治への関心が薄い、選挙権の無い年齢であるなど根強い支持者を得る要素としては弱く、組織票が大きくものをいう選挙活動においてSNSを主軸に置くことは憂慮が必要かと考えます。又、評価を受ける中で有権者はあくまで自身のものさしで立候補者を選択します。人間に厳密性を求めるのは非常に難しいものであり、全ての有権者が正当な判断を下せるとは限りません。不測の事態や不遇なこと、全てに対応できる我慢強さと様々なジレンマを乗り切る一定のしたたかさが政治家として生きる上での必要十分条件なのではないでしょうか。

吉田つとむのコメント
 この日は、「こが えいと」さんの初めてのインターンシップでした。私立高校の2年生です。通常のインターンシップでは大学生を対象にしているのですが、政治家や議員の基礎を学ぶということで、何度かの話し合いの基に受け入れることにしました。なお、高校生のインターンシップでは、氏名をかなやカナにし、学校名に関しては、私立高か公立校かを記しています。
 この日は、適当な場所がなく、何度か移動しながら話を勧めました。
 政治家や議員の素養や評価など、極めて難しいことをテーマに話しました。政治学では、良く出てくるマックス・ヴェバーや、20世紀最も偉大な哲学者と言われるカール・ポパーの考え方はどのようなものであるかを検討することで、政治家像を検討したいと思います。
 なお、この時のレジュメは以下のものです。

2025.10.30-2. 政治家、及び政治に携わる職業の特徴 1. 政治家はどういう人がなるべきかの議論とその正当性の検討.pdf へのリンク

2025.10.30-9.政治家・議員の評価  1.日々の評価.pdf へのリンク

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