本文へスキップ

町田市議会議員 吉田つとむ

吉田つとむインターンシップ 第55期生 森田 瑛斗

インターンレポート第8回 森田 瑛斗(東京大学医学部6年生)2025.03.11 

「健康福祉常任委員会の会議を傍聴して」

本日は健康福祉常任委員会を傍聴しました。地域福祉部と保健所の議案についての質疑、討論、採決が行われました。
特に議論の中で難しいと感じた問題が、声を上げることの出来ない人の声をいかに拾っていき、情報が必要な人にいかに情報を届けるのかという点です。支援の体制がいかに整っていたとしてもそれを受けられるところまでつなげていかないと支援は意味がなくなってしまいます。昔であれば地域のつながりが濃く、家族で暮らしている人も多かったため、苦しんでいる人を見つけ出し、助けること体制が自ずと整っていたのかもしれません。関係のない赤の他人がどこまで首を突っ込むのかというのは非常に難しいですが、現代社会においては、“おせっかい”がもう少し必要なのかもしれません。

特に市区町村が連携を取るのは町内会などがメインになりますが、町内会も以前より参加する人数が少なくなっており、必ずしもすべての人と接触を持つことが出来ていないのだと感じます。支援が必要な方と接触を持てる機会がどこにあり、そこでどのように情報を伝えていくのかを把握することが大切だと思います。病院や役所、コンビニなどに来る機会といった接触を持てる機会を積極的に活用していくこと、各機関で普段から連携を取りどこにつなげていけばよいのかを各々が把握しておくことが必要だと感じます。

会議を終えた、委員会室。(一番大きな委員会室で、全議員がこのテーブルを囲んだ形の会議も可能です

吉田つとむのコメント

住民は町内会・自治会に参加している率は5割を切っていると言います。
一時期は新聞購読率と等しい数字と言われ、その関連性があるかのように言われていましたが、新聞を取らない人がネット閲覧で済み、何の不自由も感じない時代になりました。他方で、町内会を連携の場ととらえる人もどんどん減っています。生活(収入)を支える手段が地域組織と無縁の状態のなっていること、他方で、消費生活も地域の結びつきより、広域のショッピングモールやネットショッピングに変わったことが背景にあると思います。
他方で、行政の「福祉」の分野はより幅広くなり、その行政と対象となる個人の関係に主体が代わって来ているのではないでしょうか。
究極は、町内会が果たせる役割は地域イベントになってくるのではないでしょうか。


インターン体験記  PREV PAGE⇒ 

トップページ   詳細版HP

吉田つとむ

〒194-0011
町田市成瀬が丘 1-14-12

サンホワイトE103-13