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町田市議会議員 吉田つとむ

吉田つとむインターンシップ 第55期生 森田 瑛斗

インターンレポート第13回 森田 瑛斗(東京大学医学部6年生)2025.03.26 

「町田消防署と救急隊」

後方は予備の救急車で、建物内に待機する2台の救急車は出動中。さらに後方の消防車は荷台スペースのタンク内には2tの消火用水を積める。消防車も待機中のものは屋内にあり、出口に向けて配置されていた。

 本日は町田消防署にて、施設の見学をさせて頂いたのち、救急隊の活動についてお話を伺いました。
ポンプ車は2台セットで動くことを基本にしているとのことで、一台が火に近いところで初期放水を担い、もう一台が消火栓から水を取ってくる役割を担うとのことです。初期放水を行うポンプ車には最初から2トンもの水が積まれているとのことですが、それでも2分程度でなくなってしまうというのは驚きでした。

 特に救急の話の中で興味深かったのが、Live119と呼ばれる、119番通報者がスマホで現場の映像を災害救急情報センターに送信することが出来るシステムです。応急手当の方法を必要な場合にはビデオを送ることで、適切に指示することが容易になるとのことでした。また、患者の意識状態なども確認することが出来るため、重症と見受けられる場合には早期から受け入れ可能な三次救急の病院を探せたというケースもあったとのことです。口頭のみの連絡だと通報者の主観が入ってしまうというデメリットがありますが、ビデオだと得られる情報も多く、スマホ社会の恩恵を感じます。

 後方は、レンジャー部隊の訓練塔

 熱中症の多い夏、インフルやコロナの増える冬は特に救急要請が多く朝の出動が深夜まで及ぶこともあるそうです。また高齢化に伴い、75歳以上の救急要請が特に増えており、救急出場件数は増加の一途をたどっています。一方、救急隊の方々の働き方改革の流れもあり、より効率的なシステムの構築や、国民全体の救急医療に対する知識や最低限の初期対応を出来るような教育の必要性を痛感します。

吉田つとむのコメント
 町田消防署は、東京都の消防庁の管轄です。本庁の他には、5カ所の出張所を持っています。町田市は自前で消防事業をやっておらず、委託消防方式です。消防署員は東京都の職員になります。もちろん、救急隊員も東京都の職員になります。救急救命の資格を取って入る人も、消防署に入職後に取得する人もあると言う事でした。救急医療の分野で、医師と救急救命士の職務分担が絶えず変わってきていることをお聞きできました。お互いに、その「判断」の責任がより明確にされていくのでしょう。その意味では、医師の役割はより高度の分野で求められているのだろうと思いました。
 消防は、それ以外に消防団というものがあり、そちらは町田市の担当になり、消防団員は非常勤の特別公務員という立場になります。一般に、他に職業を持ち、救急時や訓練時に出動しています。

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