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町田市議会議員 吉田つとむ

吉田つとむインターンシップ 第56期生 渡部 結衣

インターンレポート第3回 渡部 結衣(大妻女子大学1年生)2025.08.17 

「自由民権資料館を訪ね、多摩地域、町田の自由民権を学ぶ」
今回のインターンシップでは、町田市立自由民権資料館を訪問する機会を得ました。館内には自由民権運動に関する多くの史料が展示され、近代の日本全体や、町田の民主主義の歩みを具体的に学ぶことができました。

特に印象に残ったことは、五日市憲法の実際の草案を直接目にしたことです。五日市憲法とは、日本国憲法に先立って地域住民が作成した憲法草案で、教科書でしか見ることができなかった史料を直接見ることができ、とても感動しました。

また、町田における自由民権運動が全国的に見ても非常に組織化されていたことを知り、町田の地域住民が主体的に政治や社会の変革に関わろうとしていた姿勢には、大変驚きました。さらに、演説における身振りや手振りを解説した指南書である、天民居土『自由演舌言論軌範』が刊行されていたなどのことから、当時の社会で演説がどれほど大きな影響力を持ち、人々の関心を集めていたのかを実感することができました。

今回の訪問を通じて、自由民権運動の歴史を単なる知識としてではなく、町田という地域に根差して考えることが出来たのが、大きな学びとなりました。今後は、この経験を活かし、歴史的事実を単に知識として捉えるだけでなく、地域社会にどのよって、どのような影響をもたらすのかをを考えながら学びを深めていきたいと思いました。 


吉田つとむのコメント
 インターン生の一人、渡部結衣さんと町田市立自由民権資料館を訪れました。町田市域は当時、神奈川県南多摩郡でした。広域の言い方では武相地域(旧武州、旧相模)は自由民権運動の東に置ける拠点でした。国会開設に前後して、著名な活動家を排出しています。
 他方で、自由民権の思想家も出ており、五日市憲法が生まれています。その名称は、旧西多摩郡五日市町に由来します。
 渡部さんは、天民居土『自由演舌言論軌範』に注目していますが、政治を志す人材はどういう活動スタイルが必要かを説いています。今の時代はもっと簡略していますが、この時代の基礎的な視点は政治家に必須では無いかと思う次第です。他方、私が注目する中に、女性の演説家 岸田俊子(中島湘煙)です。天性のものであるかのような演説を2年間の間、全国各地で演談して回わり、一世を風靡したのですが、その資料が意外と少ないように思っています。

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