石阪市長の政策を記した、町田市政研究会広報Vol.3 2022.1討議資料 「石阪市長 町田の未来を語る」というA4サイズのチラシが配布されました。ポスティングによる方法でした。
その内容ですが、6つの基本目標を示していますが、1番に「子育て支援No.1のまち」としています。これは、従来の施策と大きな変更があるわけではなく、ある種、自然と見なすこともできます。
その 「子育て支援No.1のまち」の目標を実現する ための重要施策として、トップ項目には、
町田市に、都立「児童相談所」の設置を進める
と掲げています。政策目標にNo.1と記して、それを東京都のやってもらおうと発想が腑に落ちません。言い訳として、石阪市長や町田市行政は、町田市には自前で児童相談所を設置する権限がない(政令指定都市には設置権限がある)と答えるでしょうが、それは答えになっていません。なぜなら、私は、町田市を中核市に昇格させようと機会あるごとに提唱しています。町田市政が子育て施策は並みの水準で良いという政策を取るのであれば、 児童相談所を設置 は東京都にお任せで良いのですが、子育て支援 No.1の看板は下ろした方がふさわしいと感じた次第でした。
次いで、2番目には「子どもが自分らしく育つまち」と掲げ、
中学校全員給食を実施。市内3カ所に給食センターを整備
とうたっています。
古い表現ですが、「アッと驚く為五郎!」並みの政策です。町田市は民間委託注文弁当方式の中学校給食をこだわり、利用者が10%を切る段階に至りました。それでも、その施策の撤回、見直しをする気が無く、さんざん議会でさんざん問題になり、住民請願でも全員給食の要求が支持を固め、町田市が方針転換を余儀なくされたものでした。
私は、当時の会派の中で先頭になって、給食弁当の無料実験を提唱し、町田市がそれを採用すると、無料であれば、大半の生徒が食べることが確認されましたが、元に戻ると、やはり、平均10%の注文数に減りました。そこで、学校給食は全員給食を前提とし、コスト的(個別学校内の給食施設建設)見地を考慮し、中学校給食を保温性が高い「給食 食缶」で搬送、教室まで運ぶやり方の給食センター方式を積極的に提唱していました。現実に、町田市は中学校給食の方法を、この 給食センター で作り、「 食缶 」で搬送、教室まで運ぶ方式にすることをようやく決めたものです。
参考記事:保守の会 視察報告書 2020.2.18-20 2 月 19 日八戸市 午前 10 時―12 時 中学校給食(給食センター)について 作成 吉田つとむ
さんざん、抵抗して導入を認めなかった、給食センター方式の中学校給食の実施を、 「子どもが自分らしく育つまち」 の トップに掲げる手法にはあきれるものですが、必要な現実的な施策であり、良しとしたいと思いますが、皮肉の一言を述べておきたいと思います。
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吉田つとむHP 前町田市議会議員 吉田つとむのブログ
コメント
[…] 石阪市長の政策チラシ(町田市のみらいを語る)を見て、思ったこと2022.1.30を書きました。この記事は、「石阪市長の政策チラシ(町田市のみらいを語る)を見て、感じたこと2022.1.…」の続きです。先にそちらをご覧ください。 […]
なお、この中学校給食の行政の方針変更に関して、自校方式(それぞれの中学校に給食室を作り、そこから給食を提供する、現行の小学校給食と同じ方式)の給食を求める請願に、特定政党のみが賛成したという記事を掲載する議員ビラ(おそらく、その特定政党の議員、予定候補は全員がそれを記載していると思います)を発行しています。なぜ、この請願が議会の大多数の支持を得られなかったかと言えば、実際に町田市が採用する給食センター方式とまるで異なるということを無視した状況になっています。
共産党の方は、なぜ、大多数が物事が自分たちが言ったことと異なる立場を取るのか、実際には、自分たちの主張が通らず、他の考え(センター方式の給食)が大多数の意見となっていくかをまるで考慮しないことが度々あります。そうしたやり方が、その主張に一定の支持を受けても、多数派になれないことを理解するべきでしょう。追記:吉田つとむ