のらりくらりとしながら、自民党の不振(不信)の下、小池都知事は悠々と連続3選を決めました。結果は300万票近い得票で圧勝と言えましょう。結果は出たわけですから、4年後の都知事選挙はどうなるのだろうとふと考えました。いや、その前となる来年の都議選も合わせて考えてみた2024.07.09
先に都議選のことでは、小池都知事が圧勝したこと、合わせて今回の都議補選で都民ファーストの会の候補者が当選したことで、都民ファーストの会の優位はそのまま継続するのでしょう。他方の自民党は3-4人区、あるいは5人区でも複数候補を立てることは難しいでしょう。自民党内部で候補者をいかに調整するか、あるいは候補者を一人に絞り込むかが大きな焦点になるでしょう。
もちろん、今の時代は自民党の公認漏れは傷にならず、他に候補を立てたい政党はごまんといるので、交渉次第でその政党の公認候補となることができるでしょう。もちろん、都民ファーストには簡単に候補者には選定されないでしょう。若さと経歴が優先され、学科のテストも合格した上でのことかもしれません。
さて、維新はどうでしょうか。都知事選では候補者は立てられず静観を決め、しかも他の応援はまかりならぬというお達しまでしたというものでしたが、内部に公然と異を唱え、離党して、新人都知事候補の石丸候補を応援する側になりました。それらは報道には格好の題材であったのか、話題を広げながら、都知事選挙2位と昇りあがりました。その維新を離党した区議は、これからももてはやされるでしょう。この石丸候補の陣営が出来上がるのか、あるいは石丸氏本人からは、大事の前の小事、余計なことには取り組まないという方針になるかもしれません。
それでも政治的に野心がある人には、参政党もあるので、いや、日本保守党もあるので、右派陣営の受け皿はいくつもあります。問題は、それらの政党が足並みをそろえて、好条件のところに候補者が出そろうことでしょう。政治的に野心がある人には、そうした分別は下手に無い方がプラスでしょう。
そうした意味では、江東区の都議補選で、反小池派の地域政党グループが候補者を擁立し、見事に当選させたことが今後の弾みになるかもしれません。もちろん、候補者は区議選でトップ、先の江東区長の選挙にも出続けてきた成果もあるでしょう。誰でも通るというわけにはいかないというのが本筋でしょう。
そうした上で、4年後の都知事選挙はどういう顔ぶれになっているでしょうか。小池都知事が4期目を目指すということはほぼないでしょう。今回、ブームを呼んだ石丸氏がそのまま4年後の都知事候補となるでしょう。それはないでしょう。なぜなら、4年間も現職に対峙し、かつ、見えないライバルを相手にしながら、都知事候補の本命的な立ち番でい続けることは今の世代にはまず、無理な話と理解しています。また、彼を取り巻く、戦う集団は、次の勝負に取り組みたいでしょうから、石丸氏自身が衆院選の候補になって先陣を切るのが一番ありうることでしょう。かといって、衆院選に石丸氏がただ一騎で臨んでは何も話題も関心も呼ばないでしょうから、東京全域の選挙区に候補を立てるくらいの意気込みが求められるでしょう。そうこうしていると、私も腹の虫が出てくるかもしれません。
来年は参議院選挙の年ですので、それをかぶせることもあるのかもしれません。とにかく、自民党は大量の現職を抱えているので、衆議院にしてもとにかく守勢になるほかの道はないのでしょう。
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