話題の都知事選挙が終わりました。私がどの選挙運動にも関わらず、6月28日に投票をしたことのみを明らかにしていました。政党に属していないので、だれを応援するかはいつでも自由であり、また、応援活動をしないことも自由なわけです。その分、他とどのように連駅していくかということを常に、自分で判断する自己責任を伴っていることも明らかにしておきます。都議選では、お隣の多摩市・稲城市の選挙区で立候補した岩永ひさか候補を応援しましたが、2位に終わりました。その後、ご本人は元気にされているという知らせを受けました。(10日を11日に訂正)
さて、この表題の記事は、全2回の記事を書いています。
②他政党所属候補の選挙の応援問題:政党所属の離党・除名問題と、維新や共産党員の動向2024.06.30
https://yoshidaben.jp/wp/2024/06/30/
①他政党所属候補の選挙の応援問題:政党所属の離党・除名問題と、維新や共産党員の動向2024.06.30
https://yoshidaben.jp/wp/2024/06/30/①他政党所属候補の選挙の応援問題:政党所属の/
今回の都知事選挙では、自民党が独自候補を出せず、小池都知事をオープンに支持していました。ただし、自民党の場合は選挙が始まるとじっとしておれない人があり、他の候補を応援していた政治家もありました。ただし、自民党の場合、他の候補を推したからと言って、処分が下るようなことはありません。
その他の政党では、日本維新の会とれいわがどの候補も推さずに、静観でした。とは言え、れいわの場合は、特定候補を何らかの形で応援した議員や政治家があったかもしれません。あくまで、その範囲のことでしょう。
ただし、日本維新の会の場合、都知事選挙には「静観」の方針が出て、どの候補も応援するなと言う決定が明らかにされ、その方針に異議を唱える意見が明らかになり、それでもタガを緩めない方針を都連幹部が明らかにし、結果的に離党者が出ました。その行為が都議補選候補者への妨害行為になるという視点で批判をしていましたが、選挙の結果は、都知事選挙では、この離党者が応援した都知事候補がその特異性もあって話題になり、結果は2位でした。他方で、維新の都議補選候補は惨敗でした。
通常ならば、維新の都連幹部は都議補選候補の惨敗の結果を、その離党議員のせいにしかねないのですが、あまりの結果に、その議員(世田谷区議)のことを話題にすると、相手の判断を利する結果になるので、それこそ、静観の立場をとるのではないでしょうか。
その後、都知事選挙に取り組まなかったことで離党者を出しことを残念がる立場を日本維新の会の幹事長が述べています。これまでイケイケどんどんの維新が立ち止まったことで、他のダークホースが出てきてずっと先に行ってしまう結果になりました。その波に乗ったその議員(世田谷区議)は先見の明があったとされるものでしょう。
急速に事態は進展し、この石丸氏の動向に関して日本維新の会は、藤田幹事長が学ばないといけないという見解を述べたことで、その批判の急先鋒に立っていた音喜多政調会長も藤田幹事長に同調する見解に変わってきています。
要は、日本維新の会を石丸氏が袖にしたわけではない、本人サイドから維新に対して応援の照会があったという話に収めようとしています。日本維新の会にしてみれば、このまま、対立、批判を続けておれば、別の右派陣営が構築されてしまう、日本保守党のように政治経験がなったくなく、国政選挙を一度(しかも、補欠選挙を一カ所)やっただけで、疲れるような人ならば良いが、都知事選挙をやりぬき、しかも共産党に支援された立憲民主党陣営(総じて左派)を上回る選挙結果を出されてしまったという事態が突然起きたわけです。
話を急ぎますが、おそらく、これからは日本維新の会は、石丸氏と石丸陣営を懐柔する道を選択することになるでしょう。もう、ここに至っては、当初の目論見と違って、日本維新の会が第3勢力の№1というものとも言えなくなりました。
もとより、私はこの政党の生末を予測する考えはありませんし、人はどんな手を使っても生き延びるかもしれませんし、あっけなく滅亡するかもしれません。
とは言え、今回の東京都知事選挙は一地方自治体の首長を決める選挙でしたが、政治路線の天王山でした。政治の主導権を取ろうと思うなら、紅白のいずれにか与するべきであり、いずれも与したくなければ、独自の候補を立てるべきでした。そのいずれでもないとするものは、実質、われらのようにゲリラ兵かパルチザン部隊に過ぎない存在です。残念ながら、いまだ体制に影響を与える存在に至っていないか、地方で草のように存在する一介の地方議員のような存在に過ぎないということになります。(続く)
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