7月10日から12日の間、福岡県の福岡市、その近郊、及び、筑後地方(久留米市、みやま市)に行っていました。私用でしたが、せっかく行くのだからと、文化施設の視察見学、食品の製造工場を視察見学などを加える予定を組み込み、それぞれの関係の方々にお世話になりました。とりわけ、上記の福岡県みやま市にある、タカ食品工業株式会社では、大塚直社長との面談と投野工場長による工場見学をさせていただき、大変ありがたいことでした。

瀬高駅の陸橋からタカ食品の全景を望む。中央後方に建物の上の看板が見える
タカ食品工業株式会社は、第2次世界大戦後すぐに創業(昭和22年12月会社設立)し、現在まで続く食品製造業の企業です。マーガリンや果実ジャムの製造を始め、昭和29年にジャム連続製造機第1号機を完成(特許取得)し、昭和32年に液体連続真空包装を完成(特許取得)したというものです。
昭和47年には関東の拠点として栃木県に進出し、新規の工場設置を進め、昭和62年にはその関東工場に冷凍ピューレ製造設備を新設したという次第が会社の沿革に記してありました。最新のISO 22000:2018 全社更新認証取得に至るまで、順次、更新が続けられていました。
面談をさせていただいた大塚直社長は2代目でした。創業社長は大塚栄氏でした。戦後すぐに、会社創業し、学校給食に必要とする分野に必要とする食材を開発し、今日まで事業を継続させるのは立派なことであると思っており、私の母が、タカ食品工業(現在の名称)は立派な会社で、社長さんは大した方だと何度も言っていました。今から、70年近い前の話でした。自分が引っ越しを重ね、福岡市で暮らしていたことで、日々の意識の中で消えていました。
ところが、昨今のコメ不足の情報を探っている内に、パン食、ジャムの記事を見ていると、学校給食事業の中で、このタカ食品工業株式会社の名称を見つけ、さらに、その会社は自分が子どもから知っていた会社と思い出しました。なぜ、こうした思いが断続的ではあったが、今まで続いたかというと、それは、自分の親が、外地からの引き揚げ者で、その苦労を聞いたり、その人間関係模様を聞きました。その中の話で印象的なものに、苦労した引揚者の中で成功した話を聞きました。
同じ地域(瀬高町ー現在のみやま市ー正確には、タカ食品があったのは瀬高町、私が生まれたのは東山村小田唐尾で小学生の時には合併していて瀬高町だったと思う)に引き上げてきた人の中で、食品工場を作り、成功している人がいる。それが「タカ食品」であり、その社長などいうものでした。ただし、その話をした母親や父親がそのタカ食品を訪ねたという話を聞いたことがありませんでした。大人の足では1時間半ほど、子どもの足でも2時間あれば、行けた距離でした。鹿児島本線瀬高駅のそばにありましたが、そこに一度も近寄ったことがありませんでした。「不思議」なことでした。
(第1回)戦後の引き揚げと自分の親と兄弟について2025.07.05 吉田つとむの親兄弟とその引き揚げについて書きました。
引き揚げ者というのは、AI記事では、終戦時、朝鮮半島から日本本土への引揚者は約140万人(中国など全域を含めて660万人)とされています。この中には、軍人・軍属だけでなく、一般の邦人も含まれます。*(吉田)実際の数値では、大半が民間人だと思う。それは、この時期、朝鮮半島は大きな戦場にはなっておらず、当時は戦場ではなく、日本領であり、日本に併合していた領域でした。本土と変わらない行政機関が執行しているし、経済流通も日本の一部を構成していました。
私の家は、現在のプサン(釜山)からの引き揚げで、大塚家は当時の京城(現在のソウル)から引き揚げてきたそうでした。
もとより、現在の大塚直社長は、戦後生まれで、かつ、私より年下であり、引き揚げの話は全て親からの伝言であるでしょう。引き揚げというのは、大変な事柄でした。帰るべき日本は連合国(実質、アメリカ)に占領され、マッカーサーの支配下にありました。もちろん、「難民」の苦労と同じには論じられないと思いますが、飯塚さんや吉田の両親は、ほぼ無一文、一人が柳行李1ケを持ち、満杯の人が乗った船で朝鮮海峡を越えて帰ってきています。
そうした苦労の中で、先代の大塚栄社長は食品製造に目を付け、一心にその加工品を作り出す技術を考案し、実際に工場を切り回し、顧客を作っていく、そうした能力と努力は大変なものであったでしょう。その意欲が、それを引き継いだ大塚直社長に受け継がれているようでした。
会社は、
創 立 昭和22年12月26日
資本金 100,000千円
支社・工場 関東支社・工場、関西支店
従業員数が210名というものでした。
今回、初めてお会いしました。とても親しく面談させていただきました。
会社は、「誰もやらないなら、自分たちがやる。」を創業者大塚栄の信念として考えてきたということでした。
以下は、タカ食品工業株式会社の社是と社訓の画像です。

となっています。
大塚直社長には親しくお話いただきました。
投野工場長と会社の皆様には、丁寧に視察見学のご案内をいただきました。(別途報告)
改めて御礼申し上げます。(続く)
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[…] この記事は、同じタイトルの記事(上)の続きです。前回は大塚社長との面談を記しましたので、今回は工場見学の内容を触れさせていただきます。 […]
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