7月4日-5日と訪れた青森県つがる市の視察は充実していました。町田式水耕栽培メロン施設視察見学、特産のメロン農家視察を行いました。つがる市はスイカ栽培にもとに、メロンの特産地になっていました。また、町田式水耕栽培メロン施設は前回視察訪問した時に比べ、はるかに規模を拡大して、本格実験栽培がおこなわれていました。本格出荷がこの秋にも展開されるのではないでしょうか。
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つがる市は特産のメロンが全国第3位の生産量を誇り、訪れた農家も大規模栽培で安定農業を目指していました。津軽地方はリンゴの栽培ですが、メロンの特産地であり、かつ、町田式メロン水耕栽培を導入、普及して、年間を通じて出荷できる生産地化を長期的には目指しているようでした。
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他方で、教育委員会分野では、有名な遺跡や出土品を視察見学しました。つがる市内の亀ヶ岡遺跡は遮光器土偶の出土地として有名ですが、教科書などにも掲載されるこの遮光器土偶はただ一体出土しているのみでした。片足ですが、もう片方はどうしても見つかっていない、おそらく、破壊的な破損のじょうたいであったのでしょう。幸い、頭の部分は無傷で胴体についていました。なお、発見されている土偶では、遮光器土偶に似たものが出土していますが、ものが小ぶりで、さらに頭部分が欠損しています。他に人型の土偶は多数ありますが、今の芸術観にも通じる、各地で出土した土偶で、亀ヶ岡遺跡の遮光器土偶に匹敵するものは見当たらないと思われました。
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レプリカ、後ろの姿は珍しいく、一切手抜きがないところも、遮光式土偶の評価と人気の根拠だろう
なお、亀ヶ岡遺跡の特徴は、多数の、多種類の出土品を輩出していることで知られ、江戸時代から多数を発掘し、それらの出土品は、工芸品的関心を持たれ、国内に出回るだけでなく、海外にも買われて行っていることを知りました。漆器類、特に、竹や木の皮を編み籠を作り、その上に漆を塗った籃胎漆器と呼ばれるものが多数出土していました。それらは低湿地に水づけ状態で自然と保存されたいたというものでした。
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それらの遺物は、縄文住居展示資料室(カルコ)と縄文館(木造亀ヶ岡考古資料室)に保管されていました。
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他方で、もう1っカ所、視察見学しました。田小屋野貝塚は、古代の汽水域の十三湖のほとりにあり、ヤマトシジミが豊富に取れ、それが食用とされ、貝殻が貝塚として残ったものです。そのために、酸性土壌が貝殻のアルカリ性のと特徴で中和化し、埋葬されたいた人の骨格が保存よく残り、その骨格から成人女性であることまで解明されていました。なお、この人骨発見は欣年の2012年のもので、当初、人骨の保存性が高いことで、事件性が高いとみられ、その面から調査(捜査)が行われたとのことでした。こうした土壌の意外性が、歴史的な発見となったとみられていました。
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