2017.10.27町田市議会議長を務める私の行動に関して、政治活動の中立性が求められることはないと書かせていただきます。
まず、議会の議事運営に関して、公平で公正に行うように務めています。議会には副議長もあり、議会運営委員会がありますので、自身が独断で何事も進めるようなことはしません。もちろん、一つ一つの事柄に関して、それらを都度確認しながら進行するのかといわれると、そうではありません。むしろ、市議会の会議規則や申し合わせ、あるいは慣例に従って、基本的に議事を進めています。定まった会議の場以外でも、それが援用できるものはその原則に従っています。もちろん、個人的な色合いを持つことは当然のことです。
また、町田市議会においては、議員が議長や副議長に就任しても、所属会派を離脱するルールはなく、むしろ、会派の一員としてその判断をすることはありません。副議長の時にも一定の制約がありましたが、議長になると常任委員会においては採決(評決)に参加していません。副議長の時代も同様なこととしては討論や決議の提出にも参加していません。それでは、なにもやらないかと言えば、決してそうではありません。委員会においては、質疑は行っています。それをやらないと、私の所属会派は一人しかいないことで存在していないかのように思われるためです。また、本会議では、採決において、可否同数の場合、議長として裁決したことが一度あり、会派の行動に合わせた経緯がありました。
吉田つとむは、今期(6期目)はそのスタート時点に新しくできた会派(保守連合)に属しています。現在、どの政党にも属さない無所属議員4名で構成されています。もとより、衆議院選挙で新しい政党ができたことで、今後の動向がどのように変わるかそれはわかりませんが、吉田つとむは無所属を続けるでしょう。具体的に言いますと、自分が排除された自民党に入ることは考えられず、また、希望の党や立憲民主党にすり寄ることもないでしょう。もとより、公明党や共産党では相手が受け入れるはずもなく、そのようなことは一切考えたことがありません。むしろ、吉田つとむは無所属ですので、「支持政党なし」という政治的なスタンスを取っているとご理解いただきたいと思っています。
なお、衆議院選挙、都議会議員選挙で特定政党や特定候補を応援したことはないのかと言われる、それは明白にあります。衆議院選挙の比例区においては、「支持政党なし」という、インディーズな政党を応援しました。個別議案(法案)ごとに、ネットを通じて有権者の意思を判断して、その結果に基づいて投票するというものです。ユニークですし、本当にそのようにやってくれるのではないかと思っています。また、都議選では町田市において、都民ファーストの候補者:奥澤 高広氏を応援したことは周知の事実です。吉田は、自身が都議選に出たことがあり、これまでの現職さんとは相対して選挙戦を体験した経験があり、自分と何が違いかは知りすぎている関係ありました。
今回の衆議院選挙においては、吉田がその候補者のマイクを握る姿を見たことがないということで、「議長は中立にするべきものか」かと問う声がありました。決して、そうした束縛を受けるものではありません。むしろ、故人となられた元議長から、「議長になっても選挙の応援は、先頭でやるもの」とお聞きしたことがり、吉田はそれを守るつもりでいます。応援する気持ちはあっても、こちらの疑問に答えがない場合は、先頭立って応援するスタンスは持ち合わせていないというのが、無所属議員のこだわりとなっています。
こうした経緯で、今一度、自分のスタンスを表明させていただきました。
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