今年はアメリカ大統領の選挙があり、民主党の現職バイデン大統領と、共和党の元職トランプ候補の戦いが直前まで行われていたが、一部に観測されていたように、バイデン大統領が再選を目指さず、ハリス副大統領が変わって候補者に変わったことで、当初の票読みがまるで異なった状況になる可能性が高まったとされており、元職のトランプ候補の方が防衛的立場になっている。政治の世界では、一寸先は闇と昔から言われているが、まさにそれを象徴したものだろう。
もとはと言えば、この間に起きたことで、民主党の現職バイデン大統領が公衆とTVカメラを前にしたスピーチ後に、舞台上で無様に転んだことや、討論中のもの忘れ、あるいは極端な誤解に基づく発言(暴言)が取りざたされ、次のアメリカのこれからの4年間を託するべき人材かどうかが問われたわけである。現実は、アメリカの国会議員が自分たちの選挙にとって、有力なリーダーとして振舞えるか、あるいは足かせになるかの判断で、現職バイデン大統領が民主党の国会議員に引導を渡される事態が起きた、引きずり降ろされたといえよう。ただし、次期の選挙に出ないということであり、今日の地位が脅かされたわけではないのが本人にとって、人生の花道が用意されたとも言えよう。

他方、日本のリーダーである自民党の岸田総裁はどうなるかとみると、これも自民党内で決めることであり、世論だなんだと言っても、究極は自民党の国会議員がどの選択が自分たちに有利であるかを判断することになる。自民党内の有資格者は、今後の短期間で自分がダッシュできるかどうかに頭の中で思い描いていることだろう。自民党内では、昔から「神輿と頭は軽い方が良い」と公言された党総裁の姿を示してきたのが事実である。頭が良い自民党の政治家がその決定権を持っていると言える。
*と書いたところで、岸田首相の退陣表明がTVで行われました。午後11時半頃のニュースで突然明らかにされました。自身が自分の言葉で表したものであり、これでよーいどんで、自民党の総裁選の火ぶたが切って落とされたわけです。端的に言えば、この間の岸田総理の憲法改正の話などまるで他人事であったことが明らかになりました。自分の自民党総裁任期の軟着陸の光景を描いたシナリオを描いていたことが明らかになりました。本日の不出馬表明では、淡々と現状の課題が述べられていました。

さて、東京都知事は現職の小池百合子都知事が圧倒的な差で再選されました。その選挙戦を翻ると、公務という手配された視察先を巡り、TVカメラを引き連れた回ると言うやり方でした。対抗馬は大きなターミナル駅に支持者を大勢集めるという戦法でしたが、自身は前回選挙で連続トップ当選から、共産党の2期目当選者の後塵を拝する4位であった2年後の大型選挙と言うものでした。まず、その認識が本人も周りも頭の外に置いた選挙であったと言えましょう。対抗馬の蓮舫氏を論じることはこの場の意図ではないのでこれで終わりにします。

2024年7月の東京都知事で圧勝した小池百合子都知事ですが、選挙戦は控えめ、ただし、その後は、野球の始球式に出て、投球直後に、神宮球場で行われたヤクルト─阪神戦の始球式にユニフォーム姿で登場し、球は投げ切ったのですが、車いすで退場でした。当事者サイドから、左膝関節を剥離骨折したと発表されています。全治は2カ月!もかかり、当面の間、公務はテレワークとするという事態でした。
ただし、政治の分析家はいろいろうがった見方を過去の記録から分析し、都議会議員選挙では、風邪をひく、大半を病院で過ごしながら、見事に録音された音声メッセージで都民ファーストの会の候補者を応援(選挙カーや自動発信電話)し、前回でも相当数の当選者を出しています。
今回も、自民党総裁選挙までの間、じっくり策を練って、次期の解散総選挙に臨もうとしているのではないかとみる向きもあります。ただし、小池都知事は国会議員に戻ることは目的自体になりません。自身の当選は間違いないでしょうが、自分が自民党から総理大臣に担がれるか、あるいは一群を率いて相当数の国会議員を誕生させて、衆議院内でヘゲモニーを取れる状況にならないと、再選したばかりの都知事の椅子を棒に振って国会に出る意味がありません。
現在、自民党内には現職の岸田総裁以外に、幾人も総裁予定候補が見え隠れしています。それらの人が選ばれると、今の自民党の危機的な状況は回避できると自民党政治家は見ているのではないでしょうか。少なくとも、自民党内に小池衆議院議員の誕生を期待する兆候は、二階元幹事長の引退表明を持って霧散したと言えるでしょう。
小池都知事の今回の剥離骨折、2か月間のテレワークが事実とすれば、そうした人材が新興政党のリーダーとして全国を飛び回る光景は難しいと思います。「ケガに鞭打って」というわけにはいきません。けがで日常業務をテレワークしている人が、選挙となると途端に元気になって飛行機と車を乗り継ぎ、場所によっては走り回るという所業はひんしゅくを買うものと理解されます。
小池都知事の場合は自分で招いた怪我ですので、おとなしく養生しているほかはないと言えましょう。
それでも国政に出ることは自由でしょうし、小さな集団の長は可能であっても、トップリーダーとしての責務を果たせるとは思えません。それより、再選したばかりの都知事の職を果たすことが、3人の副知事や1名の特別秘書を動かし、優秀な数万人の都職員を動かす方がはるかに有意義でしょう。
政治家にとって、大けがや病気は、他から引導を渡される原因となるでしょうが、小池都知事と都民ファーストの会の関係で言えば、そうした事象を起こせる政治家は皆無と見えるし、小池都知事の威光で存立しているイメージしかないというのが一般の状況ではないでしょうか。

田中六助氏という政治家がいました。衆議院議員当選8期、内閣官房長官、自民党政調会長、幹事長を務めた人材ですが、策士として名を挙げ、自民党総裁選挙でも暗躍し、中曽根総理誕生にも貢献している人物です。しかし、糖尿病を患い、政調会長時代、演壇で原稿が読めなくなったというエピソードがあります。それでも、自分を肥やすことではなく、政治に執着し、新たな力を発揮して活躍する姿は権力者の一つの姿でしょう。
郷里の政治家:死と隣り合わせの一生、田中六助自民党幹事長2020.8.30
https://yoshidaben.jp/wp/2020/08/30/
さて、私も歳相応か、一昨年、転んでけがをしたこともありました。幸い、仕事は1日も休まず、その姿を隠さずに顔を包帯をした状態で仕事場にも出向き務めました。10年以上前ですが、議長任期満了後、痛風を発症した時も、足を引きずって、本会議で登壇発言しました。これは痛風のためと説明し、以降はその痛風の原因である体内で尿酸が作られるのを抑え、血中の尿酸の減らす薬=非プリン型選択的キサンチンオキシダーゼ阻害剤(フェブキソスタット・・・ジェネリック製品)を服用し、健康を維持しています。人より、水分を多くとり、尿の量を増やすことが欠かせない日課になりました。
そして、この度、盆踊りで踊りすぎ、草履(雪駄)の鼻緒で、足の人差し指の皮が破け、その痛みで、草履(雪駄)が履けなくなり、困っていたところ、バンド式のサンダルを履けば、踊りに支障はないと考え、即、実行しています。粋な恰好とは言えませんが、踊りに支障はなく、見た目でサンダルと分かることで皆さんにも了解を得ており、連日とも欠かさずに盆踊り会場を巡り、各会場で全曲踊りを続けています。それを踊りきることで、元気さを周りに証明しているものです。これが、どこかで足をくじき入院した、動き過ぎて腰を痛めた、あるいは小池都知事のように張り切り過ぎて、関節などの剥離骨折を起こしたとなると、次期引退の引導を渡されることになるでしょう。首長は、自分が自由に動かせる部下がいますが、地方議員は代理者はおらず、遠からず、次は新たな人材にとって代わられる事態が訪れるものと理解しています。

このような理解の下、地方議員政治家は、お盆の間も独楽鼠のように、駆けずり回ることになっています。もとより、凡庸な地方議員で良ければ、盆と正月くらいはのんびりできるのかも知れません。
先のように、岸田総理が次期総裁選挙に出ない表明を首相官邸における記者会見で明らかにしました。うがった見方をすれば、首相官邸で突然記者会見をするというのは、余計な記者を言えずに、御用記者だけに質問をさせるパターンで、主要な発言を終えると言う円満解決の道を歩みました。引導を渡されるというスタイルでなく、自ら、次期を予定しないというやり化を選択したのだろう。
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吉田つとむHP 町田市議会議員 吉田つとむのブログ



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