この間、お知らせいていましたように、3日から7日の今日まで連続して遠方に出かけていました。東京に着くと、都知事選挙の結果が出ていた。ある意味、事前調査結果がそのままでていた。2024.07.07を書きました。
都知事選挙は6月28日、定例議会の終了後、本庁舎期日前投票所で投票を済ませていました。どの陣営にも関わっていなかったことで、だれに投票したかはお知らせの通りです。また、唯一、友人であることで応援に出向いた都議補選の候補者は、惜しくも2位落選でした。元気にしていていただきたいと思っています。
今回は自民党が候補者を出せずに、現職の小池都知事を支持していていました。応援した候補者が当選したということで万歳でしょうが、都議選のこと、衆議院選のことを考えたら果たしてどうでしょうか。やっぱり、自民党にとって頼りになるのは公明党ということでしょうか。
立憲民主党は、蓮舫候補の3位という結果はダメージでしょう。ただし、衆議院議員、あるいは候補者にとっては、都知事選や都議補選の選挙区別の投票率の方が気になることでしょう。いずれにしても、立憲民主党の組織力は少なく、駅立ちのビラ巻きなども大半が共産党やその支持者が蓮舫陣営の主力であったということは否めないことでしょう。合わせて、街頭では一定の支持を持つ、れいわやその山本代表を取り込めなかった事は痛手でしょう。それは、いとも簡単に、これまでれいわを排除していたことで、どうせ、立民についてくるという横柄な態度がこの間の関係悪化を招いたと思います。自民党の度量の広さがないと党勢の拡大はおろか、衰退を招きかけないと思っています。私が気にすることはないですが、立民の地方の政治家には横柄な側面を見ることが何度もあるものです。小を見下し、大に迎する側面を何度も目にしてきています。失礼ながら、彼らは1度か2度の落選の経験をした方がよいのかも知れません。
今回気になって、そのことを書いたことがありますが、石丸候補の登場を無視した維新の面目が丸つぶれの感がありました。自身が候補者を出せなかったので、だれかを推薦するか、自民党のように抱き着き戦法を取る方法もありましたが、静観して誰も応援するなという指示を強行し、挙句に、離党者まで出してしまいました。それを非難まで、党総務会長で都連幹事長の音喜多参議院議員でしたが、離党した世田谷区議が応援した石丸候補は堂々の2位でした。結果を見ると、日本維新の会は、自分たちのポジションを奪われてしまうと、その時点で感じ取り、逆上したのではないでしょうか。きしくも、衆議院議員東京15区の選挙で善戦した日本保守党は、そこで息が止まり、次の展望が出せず、都知事選挙も無対応でした。政治家的に考えると、今は攻め時、一瞬のスキなく進めということでしたが、しょせんは素人ということだけではなく、本来の政治勢力を作るという野心も、持続力も無い人たちでした。
この石丸陣営は、維新の勢力を含めて、それらを取り込んでしまうかも知れません。そうした政治家がいるのか、存在しているのかわかりません。ただし、軍師はいます。前にも若干書いたと思いますが、藤川晋之介氏です。彼は維新の石井苗子参議院議員の秘書を長く務めていましたが、退任し、自身の政治研究所を立ち上げていました。この間、こうした準備をしていたとは全く気づきませんでした。彼は、数十年前から知っていますが、とても冷静な分析ができる人物でした。今回の都知事選の組み立ての功労者であり、今後、藤川晋之介氏の事務所は門前列をなすのではないでしょうか。他方、藤川晋之介氏を重用できなかった、維新の政調会長 音喜多俊参議院議員は、東京維新の会幹事長として、東京15区衆院補選に続き、都知事選挙の対応でも大失敗をなしました。さらに、自分がみんなの党、都民ファーストの会で地盤を築いていた都議補選北区の選挙では、共産党以下の4人中最下位の4位となっています。音喜多俊政調会長の威信低下が顕著になったと言えましょう。
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