乙武ひろたださんの町田初登場は、街頭演説スタイルでJR中央改札北側デッキで行われました。この場所は町田の遊説では誰しも訪れる場所で、政治家のメッカとも言える場所です。その分、知名度が無いとそこに訪れた、演説をした人物がだれであったか、あるいはそもそも演説が行われたかも希薄になる場所です。*様々の政治家の街頭演説に遭遇したことがありますが、人の「知名度」と言うものは、演説には必須の要件でしょう。
乙武ひろたださんは、参議院東京選挙区の予定候補者として国政に向けて日々活動していますが、自分が参加しての感想を述べることにします。実際には、人垣ができて、通行人に迷惑をかけるというまではありませんでしたが、相応の人の流れを止めて、輪を作るには十分な人の集まりでした。2022.6.9別に組織陣営でなくても、一定の宣伝をして、もっと本格的な演説会風に仕立て上げれば、組織政党はその陣営を動員を指令して人を集めるものに相当する人を集中させる力があることは確信しました。
他を圧倒する力があるかと言われると、そこまではないでしょう。相手は一番の組織力を持つ陣営、労働組合に勢力を持つ陣営がありますが、これらは複数の予定者がありますので、片方が強くてももう片方はそこまでは及ばないのでないかと推測されるものです。他に、宗教や政治思想に底堅い勢力を張る陣営がありますが、これも全く異質の2陣営がしのぎを削っています。流行りの陣営では、カリスマ性に優れたリーダーがトップでけん引する陣営は当事者が東京に登場です。他には、都知事がリードする都議会に拠点を置く陣営が参加し、大阪方が江戸城攻めを目指してさらなるブームを引き起こすのか、と言う巨大な渦が巻く現象が起きています。
そこに徒手空拳の完全無所属の候補予定者がぶち当たって、泡のように砕けるか、それとも巨岩の一つを押しのけ、静かなる五体不満足の闘士である乙武ひろたださんが勝ち向けるかどうか、自分自身がこの運動に参加する身ではありますが、興味津々という点もあります。この戦いは6人が勝ち残るゲームであり、全体の2割を占める人はトップになるでしょうし、全体の10%を取れば、その6人の中に入れるものと思います。再度、言いますが、完全無所属の陣営が頑張ってそれらの課題をクリアーするには、あと1ッ歩のパワーが必要とされるものです。それがどのようなものか、ご本人にはその日のために溜め置いた力を秘めていると思いました。
乙武ひろたださんは、マイノリティーが通用する社会を目指しています。重度の身体障害を持った乙武ひろたださんが、東京都と言う巨大都市の中に住む様々のマイノリティーをどこまで引き付けられるか、街頭演説から見てみたいと思います。街頭演説では人生が語られました。感動するものでした。よく困難さを克服して、他の列強に伍するパワーの片りんを見せてくれました。日差しが強くなりかけた町田駅頭で2時間を数名のスタッフと駆け付けた若干のボランティアの支えを受けて、立ち続け(?)ました。
乙武ひろたださんは、約1時間の街頭演説、そして集まった人との意見交換(マイクを受け渡して行う)をたった一人で続けました。その後は、集客の方との記念撮影、デッキ上の一巡行為、そしてまた、記念撮影を行い、都合2時間にわたる静かなデモンストレーションでした。残りの後半は、ボランティアで参加した神奈川県議会議員 佐藤知一さん(厚木市)がマイクを取っての案内でした。1時間話してくれと依頼すればそれをやり、30分と言えば、その通りにやり、10分の演説で済ませてもらいたいと言えば、その通りにやってくれる人物と思っていました。その通りに出過ぎることも無く、必要な時にはいつでも話ができるプロの対応でした。
乙武ひろたださんは、東京都をステージにして戦う政治家としてのプレゼンテーションは十分に発揮されました。演説では、普段のスタンスは現実主義で対応するという説明でした。集まった人との意見交換では、質問の中に国の防衛や外交に関するものが出ていましたが、現実主義の観点で、北方4島返還を求める視点ではない観点ではない趣旨が比較的に詳しく述べられていました。完全無所属の予定候補者が、この東京都での戦いを生き抜いたならば、人と協調し、最も効果的な政治スタンスのポジションを占めてくれることでしょう。
次の街頭演説では、マイノリティーの意見集約に留まらず、あるいは社会の現実課題の克服の展望を加えて話していただきたいという集客の一人から意見を受けました。決意の次に何を示すか、乙武ひろたださんの次回街頭演説に期待したいと思います。
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