ウクライナ戦争の側面8:ゼレンスキー大統領の言葉でしか自らの勝利を示すことができないジレンマ2025.01.08を書きました。世界では、そのウクライナ東部戦争の戦いの収束が迫られるわけですが、当事者にとっては、勝てば賠償金を取れるとの思いから、負ければ丸損と言う功利主義まであり、それに対して他者が結論を押し付けるのはなかなか難しい判断ではないでしょうか。
現実で考えるならば、後から賠償金を取れるとの発想は第2次世界大戦以降の現在においては無理な話でしょう。現在では、領地は実効支配している側がその後の自国のものとできると言うのは、中東でイスラエルがやってきたことであり、欧米はそれを容認してきました。また、アメリカが国連を巻き込んで国連軍を形成しても、相手国+同盟軍を対して、結局は相拮抗する次点が生じない限り、交渉のテーブルにはつけないのが、朝鮮戦争が示した悔過でしょう。その後においては、ベトナム戦争でフランス、アメリカが多大な軍事力を投入しても、自軍の中に甚大な被害をもたらし、結局は現地を撤収する以外に道は無かったという現実でしょう。アフガンにしても、ソ連もアメリカも相手勢力との拮抗で自軍を撤退させる以外に道はなかったという現実であろうと考える次第です。相手を倒すまでアメリカがうまくいたのはイラクくらいでしょうが、それとて現在の混乱状況がアメリアにとって期待した体制状況になっているいるかと言えば、決してそうは言えないでしょう。
さて、ロシアとウクライナの場合、長年の様々の争いの末に、ウクライナ東部に関してはロシアの支配権があったと言う認識と、本来のウクライナは一体であらねばならないと言う両者の争いであり、現実(支配地)が結果(領地)を決める以外に方法はないのでしょう。
また、現在は欧米諸国はロシアの在欧資産の利子を使って、ウクライナへの支援を行っていますが、これは戦争が終結、あるいは停止した時点で、欧米諸国がそれを奪えたかというと、終局はウクライナのロシア資産の流用というほかないのでないでしょうか。もし、ロシアがその分は丸損ということにされる時は、ロシア流にそれを奪い返す手段を講じることになるでしょう。金の流れは明白であり、かつ、現在のやり方はロシアがウクライナに賠償するという空想的な仮定が前提になっており、その帳尻合わせをやる場合に、現実にそのお金を使ったウクライナが収支決算の責を負う以外に無いのではないでしょうか。今になってそれは無茶だろうと思うが、最終的には、力が弱いもの、奪い合いの論理に長けた方が勝ちという原理はそうした時まで支配していると思っています。
そうした中で、ウクライナはロシアに圧倒しているイメージを打ち出しにかかり、押し込まれているウクライナ東部の話は後回しか、語らずかの選択で、現在軍隊を進駐させているロシア領クルクス州の領域を持って拡張させる方法(今回のスジャ北東部に進軍する)、あるいはロシア軍(朝鮮軍)の被害が莫大であることを、ゼレンスキー大統領自ら、ロシア軍、特にその支援を行う朝鮮軍に莫大な被害を生じさせているとPR(国の軍事作戦)して、如何に、ウクライナがロシア軍や朝鮮軍を撃破しているかを発表するいがに無い事態が訪れています。
今回のゼレンスキー大統領の発表(NHK2025年1月7日 20時26分ネット掲載)では、「クルクスに越境攻撃を始めてから5か月となる6日、一連の攻撃でロシア軍に3万8000人以上の損失を与えた」と書いています。また、「このうちおよそ1万5000人が死亡」とも言っています。別のゼレンスキー大統領の発表の話で、朝鮮軍には3800人の損害を与えているとしており、ウクライナ軍はいかなる損害を受けているかの説明もないことに欧米はいら立ちの構えを取っています。
現実の戦いは、戦地の奪い合いは、当該の場所にどちらの軍旗が立つのかで決まり、数千年前からの戦争、戦闘の結末は軍旗の旗色が証明するというほかないないものでしょう。
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