【キーウ共同】
ロシア、東部州の拠点制圧主張 リシチャンスク巡り攻防の報道について2022.7.3
秋田魁新報電子版 2022年7月3日 6時36分 掲載 2022年7月3日 6時38分 更新では、「ロシア、東部州の拠点制圧主張 リシチャンスク巡り攻防」と言うタイトルをつけ、親リシア側とウクライナ側の双方の見解を記しているが、前者の発信元の表記がなく、【キーウ共同】となっており、共同通信が配信した形式になっている。その記載では、
親ロシア派「ルガンスク人民共和国」部隊のマロチコ報道官は2日「市政を完全に支配下に置いた」と主張した
国家親衛隊の幹部は地元メディアに「周囲で激戦が続いているが、市は包囲されておらず、ウクライナ軍の支配下にある」と語った。
とされており、その後、展望に関して、「ロシアが、リシチャンスク市を陥落させてルガンスク州全域を制圧すれば、ドネツク州への攻勢を強めるとみられる。」と言う記している。
親ロシア派「ルガンスク人民共和国軍」側の主張をより正しいと評価しているものだろう。
この間の動向ピッチは、ロ軍(及びルガンスク人民共和国軍)の進軍ピッチが高まり、ウクライナ軍の全員捕捉より、リシチャンスク市の制圧によって、ルガンスク州全域の政治支配権執行を有効にしたものと思える。軍事より、政治を優先する手法を採用したものでしょう。
その分、ウクライナ軍はリシチャンスク市を放棄して、軍を後退させる戦術が取れたと言えます。こうした際には、一部守備部隊=最強部隊の一つを残し、残りは全軍退却の戦法が取られますが、まさに、今回はそうした双方の戦陣となっており、ロ軍(及びルガンスク人民共和国軍)は、ウクライナ軍の一部守備部隊のせん滅を目指し、効率的なリシチャンスク市全市の完全占領を図るものでしょう。
親ロシア派部隊の報道官は2日、SNSにリシチャンシクの市庁舎とみられる建物の前で兵士がロシア国旗などを掲げる動画を投稿し、「市の行政は管理下に置かれた」と主張しました。
TBS NEWS DIG 7/3(日) 7:06配信では、
ウクライナ・ルハンシク州最後の拠点 ロシア側「完全に包囲した」とされていますが、その記事本文では、
親ロシア派部隊の報道官は2日、SNSにリシチャンシクの市庁舎とみられる建物の前で兵士がロシア国旗などを掲げる動画を投稿し、「市の行政は管理下に置かれた」と主張しました。
と記しています。
最近のニュース情報を見ると、日本のメディアが親ロシア派部隊と表現する、「ルガンスク人民共和国」の発表情報が一番新しく、より、正確であるようです。
また、ツイッター情報を見ると、「露国営メディアのRIAノーボスチ」の記事が引用されており、より先進的、現地情報を伝えていると言えましょう。参照は、「航空万能論GF@grandfleet_info·7時間」です。
この間のウクライナ動静に関して、最も現実の動向に離反した発信は、アメリカ国防総省のものです。日本の大手メディアは、どこもワシントンに駐在を置き、その発表をメインにウクライナ情報を配信しており、特に軍事情報では、アメリカ国防総省の発表をそのまま伝える方法を踏襲しており、ウクライナに都合が悪いこと、集約してアメリカに都合が悪いことは、完全排除されるか、スクリーンされた内容になっており、事実とだいぶ異なった情報発信となっています。それは、アメリカ国防総省が世界最強の軍隊を管轄する元締めであるとともに、世界最大の軍事情報を有しており、世界の軍事情報操作機関までを有していると言えましょう。
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