町田市教育委員会の中学校給食弁当に関して行った一般質問に関する続編です。この無料試食実験は好評で実施校では約80%の利用率が実現しています。ただし、その後の利用率は旧来のほとんど変わらず、1-2%の微増が大半で、4月に比べ減少した中学校も出ています。
本来は、その無料実験に付加して、最低限でも現行は出されていない汁物を新たに加える等を入れて実施されるべきところ、何の工夫も無く、現行のものを単に無料期間を1週間として終え、元の状態に戻ったという状態です。
現在のものに不足するのは、中学生の指向に見向きもしていないのではないかと思いました。まず一番の基本的なことでは、味付けが向いていないと思います。栄養価は備わっているのでしょうが、中学生が飛びついて食べたくなるものはどんな味か、そうした発想に欠いているのは明白です。
次いで、これまで何度か触れたことですが、ご飯やおかずの温度調整が不足、かけている点があります。ご飯はまとめて配達されるケースに保温材が入れてありますが、「ホット」ではありません。冷めてはいないという程度の温度になっています。おかずに関しては、本来、温かいものも、冷たいものも「冷ややか」がベースの温度になっています。
私が再三唱える、汁物は全くつきません。私はそれがあればかなりの不足点を補えると考えるものです。
質問では触れなかった課題にも少し言及すると、「ご飯」の量の問題があります。給食弁当だと、ある生徒には「多すぎる量」となるし、多くの生徒さんには、「少なすぎる量」と見なされるでしょう。コンビニの弁当の場合は、複数・多種の商品(ご飯もの、麺類、おにぎり、パン、菓子パン等)が無数に並んでおり、「量」の問題は基本的に解消されたことになります。それでそれぞれの味付けのものを、客がそれを時々の自分に合わせて本人が選択注文をすることができるわけです。しかも、コンビニエンスには電子レンジが備えてあり、それでご飯類を自分の好みに合わせた温度調節ができているわけです。
これらの問題解決を考慮せずに、このまま給食弁当を続けることはとても困難という風に考えています。
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