昨日は、多摩ニュータウン環境組合議会が開かれ、第1回定例会で予算や条例案などが審議されました。いくつかの疑問点があり、質疑を行ったことは、昨日の記事で紹介した通りです。本日は、そのやり取りの中で出てきて、落じん灰について、もう少し記したいと思います。実は、清掃工場で発生する焼却灰に関して、会議後、残って勉強させていただきました。
つまり、焼却灰を分離することで有用資源化を図っているというものです。2021.02.11記載
以前は、各市の清掃工場(町田市リサイクルセンターなど)で発生する焼却灰を各市とも自らのエリア内で埋め立ていました。今から20-30年前頃には、当初の日の出町の谷戸沢処分場や、その後の二ツ塚廃棄物広域処分場で埋め立て処分が行われてきました。今から、20年ほど前には、太平洋セメント(当時の日本セメント)が焼却灰を使ってセメントを作る技術を開発し、その処分場に隣接してエコセメント工場が設置され、現在も、焼却灰の搬入、資源化が行われいるところです。
その焼却灰には、金属類も含まれており、より重い性質を有していることで、灰の保管用ピットを区分して、より重たい落じん灰をまず取り出しています。その他は、主灰、飛灰として、上記のエコセメントとして再資源化されているわけです。では、より重たい落じん灰はどうするかと言えば、有用な金属類を含んでいることから、金属再生資源として売却されており、環境政策で5年間の固定価格が保障されているという話を伺いました。
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多摩清掃工場の焼却灰のピットで落じん灰を見学
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