大学祭論評:東工大の大学祭は質量とも今年も総合トップの内容2023.10.30記載
本日は終日をかけて、大岡山にある東工大の大学祭の見学しました。コロナ以前にもこの東工大大学祭を見学した時にも感想を書きましたが、大学祭の中身が充実していて、他に抜きんでているように思っていました。
東工大の大学祭の良さは、研究室の研究発表展示があること、素粒子関係の研究室では、学生だけでなく教授が自ら説明役をやっていました。聞き手が研究室一杯に広がっていました。客層は中高生が多く、東工大の進学を想定した生徒が多く感じました。東工大は東京医科歯科大と合併し、2024年度から東京科学大(仮称)になるとされていますが、この開放的な学風、というか大学祭の雰囲気は不変でしょう。
生物系の企画は、小学生とその親が山ほど詰めかけていました。「にかいどうぶつえん開園」というポスターが目立ち、その建物には長蛇の列が出来ていました。私は浅はかにも、その建物の2階を動物園化しているのだろうと思っていましたが、二階堂研究室という大人気の教授がおられるようで、生物の進化の研究が専門のようです。多数の人気の部屋があるようですが、「ゴキブリ」を箸でつかむ企画も人気があったようで、覗き込んでみました。詳しくは分かりません。私は入った部屋は、その中で比較的に人が少ない、喫茶室に入りました。その部屋には蛇を展示する博士課程の学生がいました。蛇を首に巻いてもらう児童や幼児が続きました。私はその親子の写真係を買って出て、蛇から遠目に位置しました。その親は決して蛇は得意ではなさそうでした。
その部屋では、コーヒーをその場で入れてくれましたが、単価が学生段階で変わっていたのが特徴でした。私はドクター単位取得者からコーヒーを入れてもらう注文をしましたが、すると500円でした。自分も頭が良くなるような味がしました。一番安いのは100円でしたが、作り置きがその値段でした。二階堂珈琲でした。
無機系では、セラミックとガラス系の研究室を見て回りました。一般人が訪れても対応できる展示説明がありました。磁性流体?というものがあり、その説明は標本を使ったもので、一見して分かりやすい部分と、それが何かわかりにくい面の双方を持っていました。第一、それを研究室が課題としているわけだし、一般人が全部を理解するはずも無かろうと考えた次第でした。蛍光を説明する展示もありました。
東工大らしく、スーパーコンピュータールームも公開されていました。3.0が公開されていますが、来年には4.0が入るそうで、同じような公開はできないようでした。その部屋に入るだけで、頭の回転が速くなるような気がするのが不思議でした。この部屋も人気がありました。
大学プロジェクトでは、鳥人間コンテストの開発チームの部屋を訪問しました。この部屋の研究とチームも子どもから学生、大人まで人気がありました。以前に見学した時には、気が付かないプロジェクトでした。機体のパーツにも触ることが出来ました。今年は4位だったそうです。来年はベスト3を狙うでしょう。
他に、たたら製鉄製法の実演や、スマート自動車、電気自動車が普通にありました。ただし、後者に関しては、海外では、それらの現物を産業として実業して成功する成長企業が出ているので日本はかなり出遅れているのでしょう。
他に、子ども対象に実験や体験をさせてくれる部屋がありました。大勢の子どもが科学体験をしていました。大学と学生には、日本の子どもたちをリードしていこうという意思が育まれるように感じました。
ステージの発表や模擬店の半ぶりを含めて、東工大大学祭の内容は、トップの評価を出して良いでしょう。
合氣道演武、私は自分でやりませんが、合氣道のファンです。
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吉田つとむHP 町田市議会議員 吉田つとむのブログ
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