4期連続TOP当選 吉田つとむとは?

過去各種選挙に15回立候補し、8勝7敗する。直近の令和4年の市議選に出て勝利し、4期連続トップ当選。個別対応形式のインターンシップが好評で若者育成を図る。自民党を排除された後、現在まで完全無所属、支持政党なし。6期目に議長も務めて改選し、7期目に町田市議選史上最高票を獲得。さらに、8期目は7期目を上回る史上最高票9206票を達成。議会内では「無所属」に参画。ユーチューブ「発見動画チャンネル」を運営。零細企業営業マンを務め、政治経験が長い。ネット関係の著作、講演もある。

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①他政党所属候補の選挙の応援問題:政党所属の離党・除名問題と、維新や共産党員の動向2024.06.30

政治問題

 政党所属の離党・除名問題と、維新や共産党員の動向2024.06.30を書きました。最近話題になっていることでは、日本維新の会の国会議員の処分、あるいは地方議員の離党問題がありました。一方で、日本共産党では、党員の除名、あるいは除籍(あるいは資格停止)や地方議員の離党問題が起きています。

 日本維新の会の地方議員の場合、この間、本人の不祥事、あるいは居住期間の不足による資格の問題がなどがメインで少なからぬ政治家が議員を辞職する場合や、あるいはその他の政党を含めて離党で済ませるケースもありました。最近目立ってきたのは、日本維新の会のパワハラ体質、あるいは金銭負担の過重が目立っての離党が増えているのではないでしょうか。日本維新の会が「身を切る改革」を唱えているので、議員報酬の一部(あるいは少なからぬ割合)を寄付をすることを求められ、それに耐えられない事情が比較的に小さい自治体議員の起きてきたように思います。一般に、議員報酬は高く思われていますが、各自治体の規模によって極端に異なっていること、あるいは、議員活動を続けていこうとすれば相応の支出を伴ってくることが自覚されるからでしょう。例えば、自分の名前を呼んでもらうために団体会合に出れば、5千円から1万円が必要になります。団体の新年会、忘年会、暑気払いなどの会合に出席するには、手ぶらの参加はできないものです。
 日本維新の会では、幹部が「維新の名前のタスキをかけ、維新の旗を振ることや、他の選挙の最中でも構わず、自分の名前が入った機関紙のチラシ配りやポスティングをやれ、それをすれば当選する」と言われて、その通りに習ってきたでしょうが、それは経歴や見た目の良い人の話で、一般にはそう簡単にはいきません。顔がよければ一度は目新しさで当選するかもしれませんが、2度、3度とハードルが高くなります。駅前で大声を出したり、夜中までポスティングをやるだけでは、人は満足せず、住民の人の意見や要望を聞ける能力が求めれます。つまり、その政党の党首やトップ級の人物の発言の来り返しではなく、自分の言葉で話す能力が求められるわけです。つまり、「エピゴーネン」と揶揄されるような人材では、次が無いというものです。
 各自治体で議員をやっていると、個別の請願や陳情にどのようなスタンスを取るのか、取れるのかという能力を住民に判断されるものです。特に、ネットが普及してくると、住民の方が議案や議会審査に詳しい場合や、複雑な問題にもとずく請願にどのように対応するか、できるかを住民の中には監視している人もいる、そして彼らがそのスピーカー役をやってくれると思ってよいでしょう。結論で言うと、議員は、特に、地方議員は言われるほど簡単にできるものでない、増してや、各議会の中で少数政党の場合は相当の能力がないと、他の政党議員や役人から相手にされることもなく、住民と確実に連携を取れる能力が必要になってきます。

 さて、今回、都知事選挙を巡って、日本維新の会の区部の議員が離党届を出したことが業界人の間で話題になっています。それも、昨年の4月に初当選した議員ではなく、東京で維新が存在自体が苦労する状況にあった時期に当選してずっと維新に在籍してきたと他からも称されている人材です。それも昨年でトップ当選であったとも書かれています。その人材が、維新が東京都知事選挙に候補者を見送ったことで、<以降黄色のアンダーライン文字部分を追記>他の候補を応援したいと文書で意思表示をしていますが、維新は党方針として「静観」とし、他の候補者の選挙応援にかかわるなという追加方針を示しました。

 これに対して、維新執行部は「他政党候補の応援は一切まかりならぬ」、つまり、業界用語でいう、「寝てろ」というものでした。ところが維新の議員、政治家は、他地区への応援を含めて、これまで数々の選挙で候補者を立て、それに多数の一般政治家を引き寄せてきたものが、「今回はお休み」という言われても、走るのが維新、突き進むのが政治家と習い、そういう体質になってしまった地方議員には、なかなか難しいものです。まつりの太鼓が聞こえると踊りだすーーこれが政治家らしい本来の体質と言えるでしょうし、日本維新の会は、大阪都構想(「を」を「の」に訂正)夢想状態を含めて、舞い踊ってきたと言えましょう。
 日本維新の会はそうではないでしょうが、失礼な例えで言うと、回遊するマグロ状態とも称すべき、常に選挙状態でないと体も心も収まらない体質になっているのではないでしょうか。

 (以降、文字を追記)今回の地方議員の行動は、都知事選挙にお休みを宣言した日本維新の会の組織防衛志向に対して、体が身震いし、新たなカリスマ的な都知事候補の登場におのずと参加意識が起き、その中に新たな共感を見出しているのでしょう。 

 なお、 日本維新の会では、選挙運動の在り方にそれは選挙違反の可能性がないか、その懸念があることに疑問を呈した人物(一衆議院議員)は、除名を求める申請が組織的に行われたり、懸念を表明した人物は、現在も党員資格の停止処分を受けています。他方で、その一衆議院議員に除名を求めた幹部は、しれっと、都知事選挙中は、東京で政治活動ができないとして、地方の選挙応援に出向いていることをSNSで書いています。果たして、日本維新の会が、江東区で行われた衆議院選挙の最中の名前が入った政党機関紙配布、ポスティングは選挙違反ではなかったのかという懸念表明を押しつぶしながら、結果とそして、その懸念の指摘を政調会長自身が受け入れてしまっている状態になっています。このことを日本維新の会の当事者はよく承知しているでしょうから、地方議員や活動家の中にはもやもや感を抱く人材があっても当然のことでしょう。

 そうした何が正しいかを関係者が考えるべき時、馬場代表(この部分は、幹事長としていましたが、現在は代表であり、代表に訂正)の発言で、「後ろからバンバン仲間を撃てば、すぐに維新は潰れていく」という言葉には、「間違った政治活動で、運動員や秘書を犠牲にするわけにはいかない」という政治家の矜持を示した衆議院議員に、党員資格停止と負い処分が下され、片方の当事者は前言をしまい込んで、いつの間にか(以降、追記)一般政治常識に従っている光景には、内部不満も起きたことでしょう。(続く)(追記:アンダーラインの部分を訂正、あるいは追記をしています)
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コメント

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