本日の午後、電子デバイスメーカーとして有名な京セラの横浜事業所にお伺いいたしました。電子投開票システム(デジ選)を開発した京セラの通信機器事業本部を訪ね、電子投票機の現物を見せていただきながら、勉強させていただきました2025.07.17また、その操作については、ロビーに配置されえているモニター機を操作してみました。


電子投票は、平成14年に岡山県新見市で最初に導入され、全国約20自治体で実施されました。それまで複数回実施してきた青森県六戸町も町長の退任を機に、平成28年最後にストップしました。大きな理由は、選挙の事務作業費として見込まれる費用とその対価が釣り合わないこと、もう一つは、一つのメーカーが機種の不具合(記憶媒体のサーバーが加熱して、途中で投票できない時間が生じ、人が帰ってしまった事例が生じ、裁判でその選挙が無効になって、再選挙が実施される例が起きた)で、関係者が電子投票を忌避するようになったために、その後は電子投票は見送られるようになりました。
他方で、令和2年に電子投票に関する技術的条件に関する改定が行われ、専用機以外に汎用機(タブレット)でも使用可能になりました。そうした中で、令和6年12月になって、大阪府四條畷市において市長選挙と市議補欠選挙が電子投票選挙が持ちいられました。市議補欠選挙が行われたのは市議の一人が事前に辞職したことによるものです。
私は、この選挙を11月の準備段階と12月の選挙の投開票の当日と、2回に渡って、視察取材を行いました。
2024.12.22-23 四条畷市電子投票選挙の視察報告書 吉田つとむ記
2024.11.25-26 四条畷市電子投票選挙の視察報告書 吉田つとむ記
また、この四條畷市の電子投票選挙に関して、
2024.12.03 一般質問 まとめ4 電子投票の取り組みについて.pdf へのリンク という一般質問を行いました。

さて、本日の視察取材は、四条畷市の電子投票選挙に用いられた電子投票システムを開発した、電子デバイスメーカーとして有名な「京セラ」でした。それを担当している部署で、通信機器事業本部 ビジネスインテグレーション部という部門でした。その部門は、京セラ横浜事業所というというところでしたが、なんとその場所は横浜市都筑区にあり、私の家から30分足らずの場所でした。
電子投票選挙の最大の特徴は、手書きの投票用紙に比べ、疑問票が無くなり、有権者の意思を正確に反映する投開票を結果を得ることができると考えています。手書きの投票用紙を使った選挙では、当選者と次点の候補者が僅差(1~数票)場合、少なからぬ選挙で当時者の異議申し立てが起き、中には裁判に至る場合があります。紙の投票用紙を再点検するのですが、これまた往々にして結果が逆転する場合があります。ただし、最終的には、裁判官が可否を判断しますが、いずれにしても疑問票の書いた人に正誤を聞くことは不可能で、所詮は双方の言い分のいずれかを判断するするしかないという問題が残ることになります。
電子投票にすると、もともと、立候補者をリストの中から選択する方法となっており、候補者を選択したときは、その氏名で良いかどうかを問い返す段階があり、そこで確認するか、戻ってやり直しをするかの問いかけがあり、最終判断をする方法になっています。最終的に、その結論で良ければ投票が済んだという画面になり、投票が確定することになります。他方で、有権者にとって、立候補者に適当な人物が無い、あるいはいずれとも判定できないという場合は、白票=「投票せずに終了する」を選択する現実的な方法が予定されており、疑問票は一掃されるのが電子投票の特徴になっていますが、この京セラの電子投票機=デジ選においても、同様のルールで設定されていました。
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他に、京セラの方に、開票のシステムも説明していただきました。
話を少し戻すと、電子投票機はタッチパネル式で、指か備え付けのペンでタッチする方法が取られていました。それを、USBメモリー(正)とSDカード(副)に2系統で保存する方法が採用されていました。これも、方法的には電子投票選挙の基本的なルールになっているようでした。
USBメモリー(正)とSDカード(副)を厳重なケースに入れ、外部と遮断した状態で、開票所に複数の人が搬送する。
USBメモリー(正)をリーダーに差し込み、パソコンで読み取る。開票スピードをアップするために、リーダーは複数(7ヶ?を同時に指しこめるタイプ)を使用してパソコンにつなぐ。
SDカード(副)は一般の選挙では、読み込みをせずに、開票を終了させるという次第であたっと思います。
また、担当の方によれば、様々に課題になったことに対して、機器自体や機能に改良を加え、より、投開票がスムーズになる(効率化して、所要時間を削減する)ように図っているとのことでした。
また、先の四條畷市の市長、市議補選ではそれぞれの電子投票機(タブレット)がされていましたが、これを一つの電子投票機(タブレット)で連続して投票できるように改善の準備ができているとのことでした。この方法自体はこれまでの電子投票機でも採用されていたことですが、四條畷市の選挙では、現職市議が辞職して市長選挙に立候補したことで、市長、市議補選ではそれぞれの電子投票機(タブレット)が使用されたのですが、事前に確定した方法、4種類の選挙まで対応できるとのことでした。
これを機に、より多数の自治体で電子投票が進み、疑問票が発生しないように、なったもらいたいと願っています。
ご意見を仰せ下さい。
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吉田つとむHP 町田市議会議員 吉田つとむのブログ



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