4期連続TOP当選 吉田つとむとは?

過去各種選挙に15回立候補し、8勝7敗する。直近の令和4年の市議選に出て勝利し、4期連続トップ当選。個別対応形式のインターンシップが好評で若者育成を図る。自民党を排除された後、現在まで完全無所属、支持政党なし。6期目に議長も務めて改選し、7期目に町田市議選史上最高票を獲得。さらに、8期目は7期目を上回る史上最高票9206票を達成。議会内では「無所属」に参画。ユーチューブ「発見動画チャンネル」を運営。零細企業営業マンを務め、政治経験が長い。ネット関係の著作、講演もある。

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安倍元総理が銃撃で死亡したことと警備、対して、自民党組織の無防備体制の感想2022.7.9

政治問題
昨日の写真

 昨日、奈良市内の駅頭(近鉄大和西大寺駅前)において、参議院選挙区候補の応援演説中の安倍元総理が銃撃を受けて死亡したことが昨日来、トップニュースになっています。私は、一昨日から単独の地方視察(青森県)中で、昨日は単発的にそのニュースを聞いたに過ぎなかったものです。その事件で予定を変えることはせず(できず)、当初の日程通りの道のりでした。よって、昨日は自分の感想もごく一部のものでした。以下、安倍元総理が銃撃で死亡したことと警備、対して、自民党組織の無防備体制の感想2022.7.9を書きました。

 昨日、今日の報道で、SPをはじめ、警察の警護体制を問うものが多数ありました。もとより、警察は警護が重要な仕事の一部門であり、それが機能できなかったことで、結果責任がトップに向けられるのは仕方なかっただろうと思います。

 ただし、私が政治に身を置くものとして、党組織(当該候補者や安倍元総理が所属する自由民主党)が要人防御に関して緩慢であったことが大きな原因であったと考えます。これが、組織政党である、日本共産党や公明党の場合であれば、党組織・党機関が組織警備、警護を、警備・警護当局と連携して、要人保護を担っていたでしょう。

 それは、政党は相互に対立して存在するものであり、他を退けることによって、当該政党自身が前進・拡大を図るものであり、覇権を握り、政治の実権を握る存在となれば、おのずと相手政党に限らず、一般国民を含めて政敵を作る結果になることは避けれないものだと理解しています。

 組織防衛と言う観点では、宗教団体は組織の自己防衛、要人の警護に関して重要な関心を払い、全て組織自身のメンバー、警護部隊を構成しており、大きな組織になるほど、その防衛体制が整っています。

 今回のことで不思議に思うことは、あれだけ政敵を作ることに躊躇しなかった安部元総理の腹心、高市早苗自民党政調会長が所属する奈良県連の自民党組織が、防衛体制が機能しなかったのか、あるいはそもそも存在しなかったのかが不思議であるわけです。高市早苗自民党政調会長は有力政治家の中で最もタカ派として自認する立場で、日本の防衛力強化を自衛隊増強で果たそうとする一方で、政党・政治家の防衛体制では自ら防御する発想でなく、完全な無防備思想であったと言えましょう。極論すれば、国政政治家の政治・選挙活動を警察当局の強化に依存する発想のみで来たことが、銃撃死亡事件を容易に招いたと考えるものです。政党組織と言うものは、その要人擁護や対外行動のために、忠誠心が強固な人材をそろえ、警護体制をその組織の発展当初からスタートさせているのが特徴でしょう。ボディガードと称されてきました。中露などの諸外国では、そのボディガードの責任者が重農な政治家になる例があります。

 今日のTV(日本テレビ、ウイーク)をたまたま見ていると、警備の体制を批判的に見る視点は出ていましたが、党組織(自由民主党)の防衛体制については、評論家やキャスター、あるいは元警護担当のゲストから、一言も触れるものがありませんでした。権力政党である自民党が、自分の防御を警察権力に全てをゆだねる発想、体制に関して、一つの疑問も発せられないのが不思議でした。ただ一つの救いは、昨日の参議院選挙で選挙カーが使用されていないことがあげられていました。

 ネットの一般コメントを見ると、選挙カーの使用に問題があるかの様に書いてあったが、今回の街頭演説ではそもそも選挙カー、政党の広報宣伝車は使用されてことが失念されている。報道に出てくる現場写真、映像を見れば、一目瞭然です。むしろ、ネットで選挙カー批判をする意見を述べる方々は、そもそも、選挙運動、とりわけ街頭演説の当事者として参加された経験はないのであろう。

土田しん候補(東京13選挙区=足立区・当選)の初日応援に行った際、高市政調会長を見ました。この街頭演説体制が自民党候補の一般的なスタイルです。背後からは容易に近づけない。そもそも後は通れない。
追記:昨年の衆議院議員選挙、高市政調会長の応援第一声の光景。拡大した写真が冒頭の部分、その後、政調会長は専用車両に乗り換え、他所に移動、土田しん候補者の立候補第一声の風景。党の宣伝カーの脇には地元区議団がびっちり並ぶ。スタッフの多数。ここは都議会実力者の地元。陣中見舞い持参の際に撮影(19:43)
土田しん候補(東京13選挙区=足立区・当選)の初日応援に行った際、候補者演説の時の写真

 土田しん候補(東京13選挙区=足立区・当選)の初日応援に行った際、高市政調会長は応援のあと、他を回るために専用車で直ぐに離れました。この写真は、冒頭のものより後の時間で撮影。街頭演説体制が自民党候補の一般的なスタイルです。右側にずっと並ぶのは応援の区議会議員です。彼らは、自分をPRするものですが、選挙活動の防衛部隊でもあるわけです。車の後ろにも、人の姿が見えますが、その人物が防衛部隊の中でもっとも頼りになる人でしょう。選挙活動の防衛・防御は、主要に警察権力にお世話になるのではなく、党組織、地方議員が積極的に、自然的に担うべきものと理解してきました。

 ただし、今回の奈良市内での選挙演説で防衛体制が取れなかったのは、安部元総理が親族一同の政治安定の地盤で選挙を続けてきたこと、あるいは高市早苗自民党政調会長が政党活動を経て政治家になったわけではない等が最も大きな理由と考えるものです。

 おそらく、自民党内部でも党組織の活動を積み上げた政治家であるならば、その要人警護や大衆的活動における組織防衛を自ら経験しているだろうし、あるいはその部門に近しい人物がいたであうと考える。その政治活動歴の相違が、自民党タカ派主流派の組織防衛思想の甘さを生んだものものだろう。自民党タカ派主流派は、その反対派=憲法擁護派などの(一般)国民などの動き、つまり、街頭におけるヤジを嫌って、警察警備を過剰に重ねてきたが、実は、攻撃者は政治的な敵の陣営や国民の中にあったのではなく、ひっそり安部元総理に忍び寄った殺意者であったことが明らかであったことを再認識すべきであろう。

 安部元総理のご冥福を祈ります。
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