私が1,2期生であったころ、先輩から、「議長をやると票を減らす、特に後半に議長をやるものは大幅に票を減らすことがある」と教えられました。少なからぬ先輩が議長と言うポジションと引き換えに引退の道を歩んでいきました。それは、現職議長として選挙に臨んで落選の結果をもたらさない最良の選択であり、議長就任ということで晴れの舞台を作ってくれている他の議員に恩返しの奉仕をする立場をとるためでした。議長と言うものは、ある種、有終の美を飾るポジションであるのかも知れません。

これが選挙の得票になるわけではない。むしろ、議長職をやるだけ、得票を減らすことにつながる。
私は、議長になった時期には、その増額報酬分は全部を自前の議員活動の広報費に投入していました。結果的に、( 得票数:7,235 票→得票数:8,354 票)を増やすことができました。先輩の教訓を学び、足で稼ぐ分を広報費の増大で代替えしました。今の私は議会の内部役職は何もなく無役であり、議会では自由な発言が可能ですし、議会以外では自分が好きなように活動できています。おかげで、市長選に出れるような栄誉はありませんが、ここ3期の選挙では、町田市議選史上最高得票を3期連続更新し、ついに1万票を得る評価を受けることを達成し、これで市議選5期連続トップ当選を続けることができています。投票をしていただいた住民の方々にはもちろん感謝をしていますが、「議長は他の議員の為に労力と時間を使うのが仕事、選挙をやるなら無役が一番」と言う先輩議員の言葉を改めてかみしめる心境です。
ただし、吉田つとむの得票数の10425票は最低当選得票数の2292票に対して、約4.55倍の得票数を得ており、半減しても今回の7位の当選者数に比しても上位にあり、機会があれば、自分の得票を大幅に減らしてでも、もう一度、議長をやってみたいという野心も持っています。

多くの人が知らない、吉田つとむ衆議院選(中選挙区時代、町田市を含む東京第11区で立候補していた)に初挑戦した時に、街に貼って回った演説会ポスター。
こうしたことを考えると、今回の市長選の候補者で、市長選立候補で自動失職した議長や、同様に前議長が議運委員長や会派代表者に自動失職までとどまっていたことは、選挙の得票数の増加には逆反するスタンスであったのだろうと推量するものです。地元紙のタウンニュース町田版は、「その両者の出馬表明が遅れたこと、衆議選の影響で十分に選挙活動にあたることができなかったこともあり、支持が広がらなかった」と結論付けしていますが、今回の票差、順位から見て、衆議選の影響で事態が逆転するようなことは考えられず、もっと早期に役職を返上し、一市議となり、「市長選立候補予定者」として、自由に振舞った方がはるかに得票を増やすことが可能であったでしょう。
できれば、昨年夏時点で決断し、第3定例会の冒頭か、最終日に議会の役職を持して、一市議会議員になっておれば、その後の政治活動が十分にでき、「市長選立候補予定者」の中で最も目立った存在(当選できる断言はできない)になっていたのではないでしょうか。はた目には、同日の市議選に出ると思っていた人も少なからずおり、やたらと出遅れ感が漂っていました。
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