昨日、 韓国政府が破棄を予定していた、 日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄通告の効力を停止しました。その事態によって、 GSOMIA が当面の維持されることになりました。絶体絶命とされていた日韓の防衛にかかわる重要な協定であることから、アメリカ政府の高官が直接韓国にはたらきかけたり、アメリカ議会(アメリカ議会上院)が、GSOMIAの重要性を訴える決議を可決して、韓国に対して協定の維持を全会一致で求める事態にまで発展していました。
両国にとっては、当面であれ、協調の道が開けたと理解するものです。ただし、あれこれ見たり、知らべたりすると、韓国が破棄に向かって日本政府にあらゆる外交交渉、日本が実施している韓国への輸出管理の厳格化の撤廃を求めてWTOへの提訴の方針を撤回することになっています。
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唯一、韓国への 輸出管理の厳格化に関する在り方に関して、日韓の対話を再開することで、日本政府の新たな対応の可能性があるというものです。このことは、この間の日韓双方の係争で、日本が全面勝利し、韓国が屈服したと見ることが可能であるとする見方が出ているし、現に、日本国内の政治潮流やメディアでは多数派になるでしょう。
ただし、国際政治の決着がそうしたボクシングの15ラウンド判定のようなやり方で解決した方が良かったのか、私は冷ややかに見ています。韓国はメンツの国であり、今の政権が現在の野党政権に戻れば、日本が韓国をリードした関係で日韓関係が構築されるかと言えば、決してそうは簡単には言えまい、むしろ、韓国内においては、日本の強さを苦々しく思い、韓国の日本による屈辱の歴史の一コマに刻み込まれるのでないかと危惧するものです。たうまり、日韓関係の友好の終了したと見ています。
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