「ニッポン城めぐり」と言うサイトがあり、それは、日本全国のお城をめぐる無料のGPS(位置情報)スタンプラリーアプリだというものです。そのサイトには、実に3000の城が登録されているとのことで、キーワード検索、都道府県検索のいずれも可能になっています。
しかし、まだまだ全国には50000カ所もの城があると言われていますし、その内容がその「ニッポン城めぐり」に追記される手数も必要なのでしょう。誰が、その手間を厭わず、細かな積み重ねをもとに、その城が人の前に復活した姿を見せるものと思います。
その中で江戸時代、あるいはそれ以前に建てられた建物が12カ所あり、それらは現存12天守閣と言われています。それまでに3000ほどもあった城が、江戸時代に縮小化して廃棄されたもの、明治政府の意向で壊したもの、その他に、天災や火災、あるいは戦争で壊れたものをが除かれているわけです。つまり、天守閣は12カ所しかなく、天守閣が現存するだけで歴史の遺産、観光の資源になっています。そのため、戦後になって天守閣が復興、再建されたものもあり、それも観光の資源として、現存12天守閣の城についで、価値がおかれてます。
他方で、最初から天守閣を持たない城と言うものもあり、山城と呼ばれるものは戦いのために砦に相当するものであり、それを持たない城であるわけです。一般的な城郭の愛好者の間では、中世期以降の城郭を総称して山城と呼ぶことでした。
そうしたものと並び、昔から有名で、「国指定特別史跡」とされているものに大野城跡があります。その大野城は、大宰府を守る古代の城であり、形式は朝鮮式山城とされています。平成18年の2月に(財団法人)日本城郭協会から「日本100名城」に選ばれているものです。
先日、千葉県匝瑳市において、「歴史を活かしたまちづくり SDGsに即した地方創成の取り組み」と題した講演とシンポジウムが開かれました。主催したのは、「匝瑳城郭保存活用会」と「多古城郭保存活用会」という二つの団体で、隣接する匝瑳市と多古町の歴史遺跡である城郭(山城)を保存、活用しようという団体でした。先にできたのが「多古城郭保存活用会」ですが、多古町をわずか2年半前で、「日本の中世城郭を活用した町おこしのモデルケース」(千葉日報2020年10月19日朝刊) とまで言われる町となってきた言われるところです。
城郭の保存のみならず、活用と名付けたこともあって、この多古城郭のPRに一役買っているのが、「山城ガール」さん(山城ガールむつみ=宇野睦さん)だとされています。その山城の登城記念の「御城印」(ごじょういん)を作成する手助けをしているだけでなく、やぶから城跡を掘り起こす「お城開き」やバスツアーを開催して、町おこしにも参加しているというものです。(続く)
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