速報2:町田市議会無所属会派は、米沢市の株式会社 おとづき商店を視察で訪れました。その株式会社 おとづき商店は、和装コートの製造販売を行う数少ない会社です。その株式会社 おとづき商店がランドセルを発売しました。地元産のブランド牛である米沢牛の皮が海外に安価で出されるか、あるいは廃棄処分されれいるということから、もったいない精神で、その米沢牛の牛皮をなめし、牛革製高級ランドセルとして、企画発売〈2023.02.22発表)しています。2023.07.20
このスケジュールからすると、2023年度(令和6年)の1年生を対象とした発売スケジュールになるものです。
一般に国内で使用される牛革は、外国産牛皮だと聞きました。おとづき商店の弟月 千恵子社長は、米沢牛の皮をなめしてくれる会社を探し、ランドセル製造の会社と交渉して、製品化して、高島屋デパートより一般発売することをまとめ上げ、同デパートより、現在発売中となっています。
そもそも牛革カバンを名乗るには、60%以上の牛革を使用される必要(消費者庁数値)があり、それ以下のものは、別の名称(おとづき商店製は、ハイブリッドモデルと称したもの)と、米沢牛革ランドセル プレミアルと名付けた製品(米沢牛革70%使用)がありますす。そのことは、飲み物でジュースと名乗るには果汁100%であることなどの例があります。
最近では、ランドセルに入れる中身が多くなり、小学生には重すぎることが問題になっていますが、このランドセルをいかに軽くするかという点にも工夫が重ねられ、思っよりは遥かに軽いランドセルとなっていました。特に、ハイブリッドモデルは、スタンダードな牛革製と比べ、130グラム軽量になっているとのことでした。ブランド牛の牛革を使ったランドセルは、初めての企画となるものだというものでした。
<所感>
果たして売れるかのか
デパート業界では商品企画に定評がある高島屋が発売することで、少々の値付けがされていても完売するのではないでしょうか。私はデパート納入を主力とした卸会社(博多人形と言う工芸品)に長く務めたので、デパートとの取引は概ね理解しているものです。
デパートの花形は、外商部とバイヤーです。(適正なものを買い付け、売れる見込みがある人物や会社を相手に販売する人材)
材料と製造過程に一流の企業が集まる
一流の材料を見極めるのは基本です。その意味では、米沢牛は一流の肉として定評があり、その皮革品があって不思議が無いのですが、それを資源化しようという発想が無かったのでしょう。ただし、素材があっただけでは、その関連加工品ができるわけではなく、全く別物に仕立て上げる技量とその製作意図を汲んでくれる企業、人が必要で、あれを集める能力、オルガナイザーの人材が欠かせないと思いますが、それが株式会社 おとづき商店の弟月 千恵子社長であったのでしょう。
今日の時点で売れ過ぎを読む
ランドセル商戦は1年前の商売(もっと長い期間をかける)で、製品を企画する、素材を確保する、一流の加工(なめし)、部材のカットのスマートさ、そして軽さやかっこよさが大事で、最終購入者が店頭見本で購入予約をするということがあると思います。もとより、一般的な販売は店頭に出して見て、現物を販売するのが一般的なのでしょうが、どのような販売方法であれ、予定した量、数を販売しきることが必要で、トレンドをつかむ能力が欠かせないのでしょう。
(続報予定)
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吉田つとむHP 町田市議会議員 吉田つとむ
コメント
[…] 町田市議会無所属会派で、山形県米沢市のブランド戦略課を訪ねました。 その場では相田克平議長が挨拶していただき、私たちの視察に最後まで立ち会われました。挨拶だけで済ませない議長の真面目な特性とともに、我々の視察先に関心を持たれたからでしょう。と言うのも、レポートを書きかけですが、行政部署だけでなく、特徴ある民間企業を2社も訪問する予定を立てていたことに感心を持たれていたからでしょう。 三井屋工業株式会社 東北事業部 株式会社 おとづき商店 […]