杉並区議会議員選挙で、女性議員が半数になったことが話題になりました。次いで議長選挙では、第1会派の自民党が予定した候補ではなく、別の自民党議員の1名（最年長女性議員）を立憲や共産党を主体にした会派が担ぎあげ、1票差でその議員が議長に選出されたことがニュースになっているし、杉並区議会の内外で話題にされています。その議長選挙は、下記の杉並議会サイトでみることができます。
杉並区議会録画配信（令和5年5月19日）正副議長選挙、各委員会委員の選任、議案上程、委員会付託等
結果は、井口かづ子議員（自民党・無所属杉並区議団）２４票、浅井くにお議員（自民党・無所属杉並区議団）２３票 ほらぐちともこ議員（都政を革新する会）１票。となり、井口かづ子議員が就任あいさつをして、議長に就任して、議事を進める（副議長の選出等）ことになりました。
ただし、自民党・無所属杉並区議団は、「本日の議長選挙について」とする見解を発表をしています。
混乱については、その議長を除く自民党会派議員が議場に出ず、その後の審議が週明けに先送りになっていました。関係情報やネット記事をもとに、その議会中継録画を見ると、井口かづ子議長の就任あいさつで、用意したペーパー1枚を読みあげるやり方をしており、すでに議場に入る前に、そのペーパーを用意していたことになります。なぜなら、議長選挙に入ると、投票・開票・当選者発表、演壇で就任あいさつ、議長席について、議事を始めることになります。すぐに、休憩に入るのが通例です。それは、各会派が議長選挙に入る前の準備を舞台裏で始めるための時間です。
自民党は、その流れに対応できなかったものです。議会では、自分が思ったようにいかないことが度々あります。それを飲み込んでいくのが敗者のあるべき姿です。上記の自民党が公表した見解の内容は、恥の上塗りと言えましょう。臥薪嘗胆の気構えが必要です。こうしたことが言えるのは、自分が自民党にいたことがあり、3期目後半に幹事長に就き、議長選では1票差で会派から議長を出したのもかかわらず、改選直前に議長がライバル派閥に移り、4期目では会派が低落し、議長選挙に自分がおされることも、手を上がることもできない状況になりました。間もなくして、都議補選があり、それに自民党公認で挑戦するが、当時ブームになった民主党候補に惜敗しました。次いで、自民党から放逐され、無所属の都議選を戦い、落選。自民党多数派に挑戦すべく、無所属で市議会にカンバックしました。それ以降も語ると長くなり割愛しますが、常に、し烈な会派闘争をしてきています。もちろん、それは自分が市民に最も近く、自分がいる派が市民の声を最も代弁しているという自負があるものです。
以下は、私が議長に選出された際の議会中継録画です。
町田市議会録画放映(平成28年10月4日) 議長選出・閉会
吉田つとむが議長に選出された、議長選挙の映像です。
殿村副議長が議長席につき、議長選挙を進めました。
吉田つとむは、36名中20名の得票で議長に就任しました。
就任あいさつは、原稿を用意せず、自分の言葉で述べています。これは珍しいケースですが、何が起きるかわからないハプニングも考え、原稿を用意せずに、議選選挙に臨み、議場から一度も出ることなく、議長受諾の挨拶を行ったものです。
また、時期が夏季の軽装（クールビズ）の期間中であるため、議員によって、上着を着た議員、ネクタイ姿の議員、半そでの議員など様々です。吉田つとむは、一般議員席におり、半そでシャツの姿でおり、演壇の議長受諾の挨拶、議長席にもその姿で上がっています。
なお、議長選出には通常、市長などの理事者が立ち会いません。その選挙の時間には退庁していたことあとでわかりました。閉会後、各会派を挨拶周りをしました。その後、市長に就任あいさつに行くつもりが「市長退庁」と聞き、ややずっこけました。会派の皆さんとは、事務局との打ち合わせがあるので、改めて会いましょうということにしました。
その後、議会事務局と長時間の役職業務内容の打ち合わせを進め、翌日の岡山出張の手順などを話し合い、自分の車で帰途につきました。
夜間ですが、地域の氏神様である熊野神社に議長就任報告に伺いました。家族より、後援者より、誰もいない神社の拝殿に向かい、神様に就任御礼を兼ねてお参りし、2礼2拍手１礼を行いました。
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