4期連続TOP当選 吉田つとむとは?

過去各種選挙に15回立候補し、8勝7敗する。直近の令和4年の市議選に出て勝利し、4期連続トップ当選。個別対応形式のインターンシップが好評で若者育成を図る。自民党を排除された後、現在まで完全無所属、支持政党なし。6期目に議長も務めて改選し、7期目に町田市議選史上最高票を獲得。さらに、8期目は7期目を上回る史上最高票9206票を達成。議会内では「無所属」に参画。ユーチューブ「発見動画チャンネル」を運営。零細企業営業マンを務め、政治経験が長い。ネット関係の著作、講演もある。

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1回目:足立区議選は自民党候補の3分の1が落選、足立区議会は勢力分散の結果を生むという講談師の解釈2023.05.24(追記あり)

選挙
令和3年10月31日公示衆議院議員選挙土田しん候補、駅頭の第一声

 統一地方選が終わりました。その後に行われる大きな自治体議員選挙として、足立区長・区議選が5月22日に行われました。私は、この区足区長・区議選に全く関与していないので、話の半分は政治講談師が後から講釈を加えていると見てください。ただし、一昨年の衆議院選挙では、当選した自民党新人の候補者の出陣式、第一声を身近の見ており、ご本人にも直接激励をさせていただきました。その日に見ただけでも都議会自民党のドンも活躍をされていましたが、それらを注視したものでした。
 この足立区議会議員選挙は、定数45名、立候補者数64名(落選者が19名となる)と言う激戦でした。その中で、自民党が19人を公認していましたが、12人しか当選しなかったというものが全国ニュースになっています。参考、以下の朝日新聞の記事。そのタイトルは、「自民、現職5人含む7人落選 東京・足立区議選 「第1党」も公明に」とされています。以下は本文の一部。

 公明党13、自由民主党12、日本共産党6、立憲民主党3、日本維新の会3、国民民主党1、れいわ新選組1、参政党1、都民ファーストの会1、無所属4。維新は当選者3人全員が新顔で、うち2人は上位当選だった。(*なお、政党別当選者数の党名を朝日記事は不規則に記載していましたが、筆者が全体の名称を統一しました。最後の朝日の評価記載の党名はそのままとしました)

 今回の自民党の落選者が極端に多いことが目立った選挙でした。同時に行われた区長選挙では、親の代から自民党都議(元議長)だった父を継いで都議を経た、近藤やよい候補(5期目)が当選(圧勝)しており、そこまで自民党区議候補が後退する理由は無かったのではないだろうかと思われるものでした。*しかし、ネットで見ると、その近藤やよい区長候補には大半の政党・陣営候補者が相乗りしており、区長選挙が区議選に影響したことはほとんどなかったと推定されるものです。

令和3年衆議院議員選挙 土田しん候補出陣式 応援の近藤やよい区長

 前期のように、朝日新聞の記事では、「維新は当選者3人全員が新顔で、うち2人は上位当選だった。」と特記していますが、講談師の視点から見ると、これは朝日が得意のヨイショ記事と言えましょう。なぜなら、この選挙でトップは誰だっったかの記載がありません。もちろん、トップ当選者が誰かは選挙結果表の一覧を見ればわかりことですが、そうした真実の出来事より、「日本維新の会」が、東京の大型区議選でも各段に頑張ったと書き、世論誘導を図りたいというのが近年の朝日新聞の事大主義の特徴なのでしょう。足立区議選のトップ当選者は、立憲民主党の銀川ゆい子議員(2期連続トップ当選)です。立憲民主党で2期連続トップ当選は立派です。

 この表は、足立区議選の得票数で、立憲民主党と日本維新の会の候補者の得票数をそれぞれを合算したものです。日本維新の会が大勝ちしたかのように記載がありますが、それぞれの党は同じく3名を立候補させています。立憲民主党と日本維新の会の候補者得票数の総数を比較したものが上の表に表した通りです。立憲民主党の方が約2000票の差を日本維新の会につけています。*目勘定で見たので、順位は8位以下が若干前後しているかも知れないことは、講談師の調査としてご寛容いただきたい。

<追記>本日のニュースで、立憲民主党の和田愛子議員が、今年の3月に偽ブランド品販売で書類送検され、罰金を払っていたことが発覚し、立憲民主党は党を除籍(除名)にしたことを発表しました。立憲がそれを把握していなかったということがあったとしても、その人選が無様だったということは否定しがたく、政党の候補者選考に重大な影響を与えるでしょう。

 さて、この足立区では令和3年10月31日の衆議院選挙がどのように戦われたのでしょうか。私は当選した自民党新人の土田しん候補(115,669票)しか知らなかったのですが、そこでは立憲民主党(きたじょう智彦 候補78,665票)と共産党(沢田しんご候補 30,204票)の候補が出ています。他に、5千票以下の2名が立候補している。立憲民主党:きたじょう智彦候補の得票は比例復活に達しない得票ですが、共産党の得票を上乗せすると、ほとんど当選者にそん色ない得票になります。
 一方で、きたじょう智彦 候補のその後の活動を見ると、ネットで確認できることは、自身のツイッターが11月7日で止まっています。また、後援会のツイッターは、11月1日で止まったままになっています。本人が苦しいのわかりますが、こうした状態を放置している立憲民主党本部の方がどうかしているということでしょう。

 さて、自民党を見て見ましょう。先に書いたように、私は自民党の土田しん衆議院議員を知っています。この時の衆議院議員選挙の自民党の候補者で、学齢が高い最も若い人物でした。前の衆議院議員が引退した際、公募に応募して候補者に決まった人材であり、結果として衆議院議員が区議会議員候補の得票を押し上げる力は無かったのでしょう。もとより、それは公募の落下傘候補であったこと、まだ、当選1回であることから仕方がないことですが、当選した以上はそうした言い訳をしても仕方がないので、自民党の候補者としては、落選者に目配りをすることが何より大事かと思っています。
 師匠は、旧田中派に源流があるわけですので、人につながりを大事にしていくことが自身の安定と思う次第です。なお、この足立区と言えば、都議会のドンの選挙区です。目配りはとてもできる人材ですが、この区議選には通用しなかったのでしょうか。なお、土田しん候補の第一声には、高市早苗政調会長(当時)が全国応援スケジュールの中で最初に選んだ場所でした。非常に盛り上がっていました。詳細は分かりませんが、一度信頼や強力さを失うと、2度と帰ってこない時があるように思うものです。落選者にとって、落選と言う結果を補う方法はありませんでした。

 さて、振り帰って、先の令和3年10月31日の衆議院選挙の土田しん候補の選挙では、公明党議員が漏らさずに応援していました。土田しん候補は自民党の公認候補ですが、それをビッチり応援する、その分、公明党は候補者を立てている選挙区(東京では1か所)では自民党がそれにお返しをするこの体制がしっかり機能していたものと思われます。土田しん候補の選挙運動の一部を見て、公明党の働きを感じた次第です。

令和3年10月31日、自民党の土田しん衆議院議員選挙出陣式 公明党は都議と全区議会議員が動員

 さて、公明党は引き締めの選挙であったようです。この足立区議選には、党代表の山口那津男参議院議員が初日から訪れ、さらに選挙期間中に全足立区議候補の応援に入ったということでした。ある意味、背水の陣が敷かれたのでしょう。この背水の陣と言うのは、その決意と能力がある人がやって通用するもので、公明党であるが故と言えるでしょう。私は一度、山口那津男代表に一度話しかけられた時があります。今から4年半ほど前のことですが、公明党現職の上野孝典市議(元議長)が任期中に体調を崩され、議会に無理をして出ておられましたが、任期を後少し残したところでお亡くなりました。議会葬(厳密には、現職議長の葬儀を議会葬、他は準議会と言うらしい。通称、議会葬)をすることになり、議長の私が葬儀委員長を務めた際、丁重な御礼を直に述べられました。もちろん、私も精一杯のことをさせていただいたつもりではありますが、至らない点も多々あったのではないかと思い点もあり、葬儀を含めて、忘れ得ぬ事柄でした。その山口那津男公明党代表と言うのは、内部に絶大なもたれれているのでしょう。そのことが今回の足立区議会議員選挙で、公明党が全員当選を果たした結果につながったのであろうと思いました。もちろん、公明党がその力を発揮する内外の組織動員が上手くつながっていったということが背景にあることは間違いないことでしょう。公明党にとって、練馬区の不振を全部ではないが、カバーすることにつながったと解釈しています。(その他の政党の記述は次回予定、続く)
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