町田市民フォーラムで開催された町田茶道会（高野宗佳会長）の研修会と茶会に参加しました2023.07.03
研修会は、曹洞宗 宗祐寺住職 永保 固紀（ながほ もとのり）氏、裏千家淡交会相模原支部長でした。曹洞宗と言えば、鎌倉時代（中国では宗の時代）に道元が、日本に伝えたもので、禅宗の一派に当たります。一般には、座禅で知られるわけで、福井の永平寺が本山となっています。
話は日本人が外国の人と話した時、「宗教は？」と聞かれると、「無宗教」と答えて、怪訝な顔をされるということから始まりました。本人の意図とは異なり、相手からは「無宗教主義者」ととらえる理解なのでしょう。
仏教においては、インドから各地に伝わる際に、民族習俗に沿った宗教に転化しているようです。
お盆の習俗がありますが、釈迦の世界の在り方とは違いし、日本では生活習慣の中にあるものとなっているとのことでした。また、日本の仏教は大乗仏教が伝わっているとのことでしたが、これは歴史で習ったように思い出しました。東南アジアには、小乗仏教が伝わりました。
またまた、歴史や物語の世界の三蔵法師ですが、実際に長旅でインドから大量の経典を持ち帰ったものです。それが日本にも伝わったわけです。
そのほかには、私が知らなかったことで、仏像の順位があるとのことでした。如来がトップ、つぃで菩薩、明王、天部と続くそうですが、下の2つは知りませんでした。菩薩は観世音菩薩（観音様）で知られ、阿弥陀如来の脇にいるのがそれにあたるそうですが、単体が目立っています。
明王と言われてピント来ませんでしたが、「不動明王」と言われるものはいかつい顔をして、仏教の守り手で「お不動様」が一般に知られています。
天部となると全く知りませんでしたが、梵天、帝釈天（旧世代には寅さんで知られる）、吉祥天、弁財天（弁天様：江の島が有名です）などが改めてそれらに当たるされ、何も知らないでお参りをしていたと思い直しました。
宗派の話とはまた違った分野の話で、奥行きが深そうな仏教に係る話でした。
茶室の会話で、「お経」について尋ねました。各宗派で異なっているということで、どれにしても南無＋○○で構成されているようです。例：「南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」があるとお聞きし、大変わかりやすく話していただきました。
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