町田市議会第4定例会の最終日、主要な質疑・討論・採決(市長期末手当の値上げ議案ほか)について2023.12.22を書きました。
全体として議案数は少なくなっていましたが、請願は継続審査のものも含めて5本ありました。
私が発言したものは、
第134号議案町田市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例に反対する討論(市長期末手当の値上げ議案)でしたが、本会議で反対討論に立ちました。議員は今回も完全据え置きの状態です。この議案が通るのは、(町田市議会は他から言われていますが、)本当に仏様のような議員が多いのでしょう。
議員提出議案 第25号 パレスチナ自治区ガザ地区における即時かつ持続的な人道的休戦を求める意見書
に質疑をしました。提案者は、持続的な休戦を求めているが、
1.ハマスを国家の軍隊組織を持ったものととらえているのか
2.ガザ地区の圧倒的な領域をイスラエルが軍事支配をしているが、その警察権はそのままイスラエルが持つと理解しているのか、
答弁では、1、に関して第一答弁はあいまいで、2.は、住民との話し合いでというものでした。
さらに質疑し、持続的な休戦というと、朝鮮半島のように、朝鮮軍と国連軍が対峙するような関係を見るが、(ガザ)ではどうなのか と問いました。答弁では、ハマスを武装集団とみる趣旨のものでした。
2.では、それでは警察権が執行権を行使できるのかという趣旨の再質問をしましたが、その答弁では、「住民と話し合い」の繰り返しでした。
本来は、もう1度質疑ができるのですが、答弁に踏み込んだ判断が見られないので、辞めにしました。その分、議案として練れていないと判断し、討論はしませんでしたが、採決で反対の理由としました。このような表現の文案趣旨だと、当地はより混迷を極めることになるでしょう。
請願は、以下のものでした。
請願第15号 加齢性難聴者の補助器の購入の助成を求める請願
私が所属する健康福祉常任委員会で審査されたものですが、委員会では賛成多数で採択すべきものと決しましたが、本会議では逆転して賛成少数で不採択となりました。会派構成人数で委員会と全体では異なること、さらに賛否が分かれた会派で、その傾向が著しく出た面もあります。
(1)請願第 17 号 小山田地域の小・中学校の存続を求める請願
(2)請願第 18 号 鶴川第二・三・四小学校統廃合計画の変更と延期を求める請願
この2件は、いずれも私が筆頭署名をしていたものですが、賛成少数で不採択となりました。教育委員会が決めた統合方針に対して、その見直し要求は受け入れられない考えが議会の多数派に徹底しています。
請願第 19 号 野津田公園の湿生植物園について請願
大多数の議員から退けられました。賛成少数で不採択でしたが、私も反対しました。
請願第16号 町田市議会政務活動費の使途の透明性の確保に関する請願
町田市議会改革調査特別委員会で審査を行ったものですが、委員会も本会議も賛成少数で決しました。実際には、双方とも賛成者がゼロでしたが、町田市議会では委員長も、議長も「議事次第」で賛否の多寡を見ることになっており、「多数」と「少数」を判定する表現になっています。
また、委員長も、議長も、全員一致で可決(採択)した場合、多数と言わずに、「全会一致」という表現をしています。
<追記>採決で、議長や委員長が「全会一致」という表現をするのは、決定に重みを出すためです。「総員賛成」という用語を、鎌倉市議会の議事録に発見しました。 ただし、賛成者がゼロの場合も賛成少数と表現するのは、その発案者(議案や請願の提出者)への「思いやり」ではないかと推測するものです。この点の記述は、吉田つとむが他の資料を見ずに書いています。
いずれも、議会用語における「美風」が根拠になっているのではないかと推量しています。なお、「全国都道府県議会次第書及び書式例」を見ると、採決で、議長、委員長が多数/少数を(選択して)判断する次第になっています。*さらに、町田市議会は本会議は表決ボタンによる電子投票方式を採用しており、賛否は個人名をマスで表示したの賛否パネルで緑と赤の発色で表し、確定後、賛否数の数字に表されます。*確認のため、議会事務局の方にその書籍を見せていただきました。
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吉田つとむHP 町田市議会議員 吉田つとむのブログ
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