ジャストシステム(JUSTSYSTEMS)については、前日の記事で少し触れましたが、ここではこの日の展示内容について記してみたいと思います。
JUST.DB(ノーコード クラウドデータベースと名付けられたものでした。ノーコードと言えば、サイボーズ社のキントーンがこのノーコードを売りにして、一挙に多数の企業に普及させたソフトです。従来、プログラミングの知識やスキルを持ったITの技術者が担当していた部門を、キントーンという業務システムを使って、個別の業務に必要とするアプリを作って、一般の従業員が容易に操作できるものですが、さらに、ジャストシステム(JUSTSYSTEMS)のものは、利用分野を拡張できるというものでした。
私自身、サイボーズ社のキントーンも、このJUSTSYSTEMSJUST.DBノーコードクラウドデータベースも持ったことが無く、利用した実績事態はありません。
一般企業で導入が進むと、次は行政機関などではどのような事務作業の合理化が図らるのでしょうか。
寺田倉庫株式会社という会社が出展していました。寺田倉庫株式会社はトランクルームという、出し入れ自由な小口客用の専用倉庫を開発売り出し成功を収めた会社です。今回は、ハイブリッド文書倉庫CLOUDCABINET)という商品が展示紹介されていました。その内容は、契約書などの文書の管理を、紙で保管する方法と、PDFデータをクラウド上で保管するの双方を組みあわせるハイブリッドシステムとうたっていました。つまり、新旧の技術、紙文書と電子文書、PDF化したファイルも一括管理を行うという文書管理システムで、現物とクラウド上のデータを組み合わせたハイブリッドな文書管理の仕組みだと説明されていました。
「会議の文字起こし」をテーマにしたものがありました。(Rimo合同会社)これも、事務管理の合理化、DX化の中で大きな課題でしょう。町田市議会は、速記者による速記録を文字起こしで作成する会議録を基本にしてきました。また、本会議も委員会もその会議内容はカメラ撮影し、リアルで放映、及び録画放映をオンデマンドで視聴することが可能です。ただし、議会では、映像データを正式のものとせず、先の速記者による速記録を文字起こしで作成する会議録(次回事務局員でチェックを入れ、議長と他の議員が署名したもの)が正式のものとされます。
(Rimo合同会社)のコーナー
ということで、その概要、あるいは要点をまとめたものは作成されません。国政では、その会議の要点をマスメディアが作成して記事にしていますが、町田市のような基礎自治体では、議会の審議に対して会議の全容を把握し、その要約をまとめる役割を果たしていません。その会議の概要は、それぞれの会派や議員個人がそれぞれの視点で記述するものしかありません。
なお、町田市議会では、委員会の審査経過を委員長が本会議に報告する体制になっています。そうした理由で、委員会の会議概要は、委員長報告に盛り込まれると言えましょう。ただし、本会議の一般質問、本会議質疑、討論などはその概要を記す制度は無いのが実状です。
果たして、チャットGTPが様々の世界で利用される時代に、議会の審議経過の要約を誰がどのようにして求めようとするのでしょうか。
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