4期連続TOP当選 吉田つとむとは?

過去各種選挙に15回立候補し、8勝7敗する。直近の令和4年の市議選に出て勝利し、4期連続トップ当選。個別対応形式のインターンシップが好評で若者育成を図る。自民党を排除された後、現在まで完全無所属、支持政党なし。6期目に議長も務めて改選し、7期目に町田市議選史上最高票を獲得。さらに、8期目は7期目を上回る史上最高票9206票を達成。議会内では「無所属」に参画。ユーチューブ「発見動画チャンネル」を運営。零細企業営業マンを務め、政治経験が長い。ネット関係の著作、講演もある。

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日本共産党の大会会議の議事進行と、表決方法と代議員の態度について2024.2.11

政治問題
掲載写真は公開された日本共産党HPの党大会動画をプリントスキャンしたものです

 日本共産党の大会が先日開催(1月14日から18日)され、人事案件で日本共産党の代表者(幹部会委員長)に、副委員長の田村智子参議院議員が決定したことが報告されています。共産党の場合は、代議員が中央委員を選挙で決定する公式になっており、その中央委員による総会がトップの人事を決定するシステムになっています。*なお、掲載写真は共産党の公開HPの動画をプリントスキャンしたものです。

討論の結語を発表する田村智子副委員長(この18日に開催の中央委員会で新たに委員長となる)

 その人事案件の前に、14日以降に旧役員による大会決意案、代表挨拶、中央委員会報告が発表され、その後、代議員による討論(意見表明とも考えられる発言)が多数行われ、その後に、(代議員の討論に関する)結語が発表され、それらの執行部提案が一括して採択されています。①
 上記のように、18日に中央委員の大会人事が決定されています。②
 また17日には、党員からの処分の異議申し立て審査に関する報告が行われ、松竹氏の除名処分再審査請求を却下/大会代議員全体の拍手で承認(2024.1.17)となっています。③

 大会で決まった新中央委員、準中央委員がひな壇に並びます。

 共産党が公表している、ネットのテキスト文や大会のユーチューブ動画を見てみました。
 ①に関しては、最終日18日に行われ、(討論の)結語(田村智子副委員長)の発表以降の議事の全容がユーチューブ動画に全部が収まっているようでした。
 上記の大会決意案、代表挨拶、中央委員会報告、討論の結語が一括して採択されますが、その段階で、内容に問題意識を持つのであれば、「一括して採択」に異議申し立てを行うのが、議論の真摯性と考えるものです。その事例は見当たりませんでした。
 そうしたことを述べる理由は、共産党の会議の採決で、反対、留保、賛成があり、6名の留保者があったことがその採決経緯で明らかにされていることに疑問があるものです。
 こうした経過が公表されているわけですので、6名の留保者に世間(マスメディア)の目が集まるのは当然であり、共産党大会での代議員の発言や賛否に関して、組織的な責任は問われないが、その後に、SNSなどのネットや、メデイア記者に対して自身の異論の考えを述べると、民主集中制の規律違反を問われる事態が来るだろうと推測するものです。その種の民主集中制の組織にあっては、「留保」はある意味「沈黙」を現したと考えるものです。
 もっと、一般的な立場からこうした会議の在り方に問題点を指摘するならば、執行部が原案を提案し、それを参加した出席者代議員が質疑を行い、それに対して、執行部が説明の答弁を行い、疑問点を整理したうえで、出席者代議員が賛否の立場を明らかにする討論を行い、採決に至るものですが。しかし、日本共産党の場合は、一般の会議の議案に対する質疑の段階が無く、いきなり討論風の意見発表があり、その後に執行部による討論の(総括的)結語が発表されています。このやり方では、執行部が行う結語内容に関して、代議員による質疑や討論の場がなく、執行部と代議員の双方にとって、議論を真摯なものとする方法とはかけはなれた結果を招く可能が出てくると考えるものです。

 ②に関しても、ユーチューブ動画に全部が収まっているようでした。
  新中央委員、新準中央委員に関して選考委員会が候補者を選考(委員長は志位和夫)を行い、発表は、市田忠義 幹部会委員長が行っています。その他、自薦他薦なしとされています。中央委員候補者名簿(白い紙)と準中央委員名簿(赤い紙)を記したに投票用紙が配布され、代議員が別室の投票所でそれぞれの投票箱に投票する信認投票方式を採用。1人1人投票を丸印をつけ、信任しない人は無印として無記名投票する方式でした。
 その後の会議で選挙結果の報告があり、全員が信任を受けた旨が報告され、全員が信任、個別の票数は文書配布と報告され、中央委員190人、準中央委員25人が決定し、中央委員会が成立したことが報告されています。また、名誉役員は異議なし採決で名簿の全員が決しています。
 その後、第1回中央委員会が開催と報告されています。また、文書配布した個別の票数を記載したものは直ちに回収措置を発表しています。その日のうちに、役員人事が行われ、党大会の壇上に新中央委員と準中央委員が並び、役員人事が発表されています。
 感想を述べるならば、自薦の中央委員候補者が代議員の中に一人くらいあってもよいのではないかと思う次第です。それが出ないところが予定調和の組織の課題でしょう。

 ③に関しては、報告のテキスト文が概要と全文が掲載されていますが、ユーチューブ動画は見当たりません。それは良しとして、採決が拍手で承認となっています。この報告に質疑や個別の討論があったかどうかは不明です。この報告を単独で採決するのであれば、質疑、討論を行うのが会議の常道でしょう。あるいは、通常の会議では、「拍手で承認」の可否を問う手続きが行われますが、果たしてどうであったでしょうか。詳しい方の情報を知りたいと思ています。

党大会の閉会挨拶を行う志位和夫中央委員会議長(新任)

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