本日は、町田市議会第1定例会の一般質問5日目でした。無所属会派の新井よしなお議員が、(仮称)町田市立工芸美術館の入札問題をメインに尋ねていました。それを聞いていて、自分も一時期、公共入札に営業の仕事で参加したことがあったことを思い出しました。今はネットで入札、あるいは郵便の入札が増えてきたのでしょうか。
新井よしなお議員は、(仮称)国際工芸美術館整備工事に関するプロポーザル支援業務委託に際して、その契約日の日程に関して、その経緯について、質問をしました。
発注内容説明、入札、発注、納品までが8日間で出来上がるものかと言う質問ですが、担当者の説明では「あり得るもの、可能なものだ」というものでした。
その後の契約において、競争入札で進められるべきものが、随意契約の形態で進められることへの疑問を提起したものでした。当該企業がそのまま受注企業になるようです。
また、この(仮称)国際工芸美術館の建設工事発注は、再三、落札者が決まらず、のびのびとなってきたものです。
その後、建築工事見積金額設定が上昇したり、受注業者条件が緩く設定されているものとなってきました。今後の動向に関して、今議会でも大きな論点となってきたものでした。
実は、私は公共入札業務にかかわったことがありますが、ごく短期間のものでした。官庁に印刷物を納める印刷業の会社でした。通常は、官庁の本庁において、指定された印刷物を複数の業者が集合参加し、入札会が開かれます。入札参加業者がそれぞれに受注額を記入し、それを役所の入札担当者が、集約して、最も安い金額を提出したものを落札者として発表し、受注者が決定します。
他方で、官庁の出先機関の発注業務などにおいて、「相見積もり」という方法で、当初の1社が受注する方法がありました。契約金額が特に低額な印刷物の入札でその方法が取られていました。*なお、本来の「相見積もり」のありかたは、複数の業者の見積もりをそろえて、落札者を決定するものです。
なお、当時の本庁発注業務においても似たケースがまれにあったようでした。それがどういうものかと言えば、急な発注となり、その納入に日限が限られるものでは、特命で特定企業が入札照会を受け、その印刷物の受注と納期の約束を交わすものでした。他の業者はその発注が行われたことすら気づかない間に進行するものでした。そうした場合も、「相見積もり」の形式が整えられるものか、それとも不要とされていたかは自分の体験の中では見聞きしたものがありませんでした。
もとより、それらの会社が公取引で長い信頼関係を持ち、かつ、不当な契約価格で契約したり、あるいは不良品や欠陥品を納めるようなことは無かったことが前提でした。
#(仮称)国際工芸美術館整備工事に関するプロポーザル支援業務委託,#随意契約,#相見積もり,#建築工事見積,#金額設定,#受注業者条件,#公共入札業務,#落札者,#吉田つとむ,#町田市議会議員,
吉田つとむHP 町田市議会議員 吉田つとむのブログ
コメント