妻の誕生日(私より、1歳下の年齢)に合わせ、夫婦で葉山の日陰茶屋を訪ね、日本料理を食する。日本近代史の愛憎事件で名高い日陰茶屋事件は忘却の中にあったことを再確認できました2023.07.13
私自身、以前から知っていた店ですが、この日陰茶屋に訪れたことは初めてでした。
ことの経緯は、先日、妻が美味しい和菓子ということで、葉山の日陰茶屋の名が入ったものを持って帰って気ました。私は、そのお菓子のことは知りませんでしたが、日陰茶屋と言えば、鎌倉を舞台にした「密会の宿」(故 岡江久美子さん主演の密会の宿 くわの」をという連続推理ドラマのモデルではないかと推理するものと比して承知していました。
本日は、日本料理のコースを頼み(事前に予約をしていた)、歴史上の人物である大杉栄と伊藤野枝に思いをはせながら、前菜からデザートまでを堪能しました。さらに、海辺にある関連のレストラン・ラ・マーレで、ケーキと紅茶を頂き、海スポーツを楽しむ人を眺めながら、豊かな時間を過ごしました。
この日陰茶屋は、瀬戸内寂聴さんの「美は乱調にあり」で大杉栄(妻子がいる)、愛人の伊藤野枝が密会をしていた宿に、もう一人の愛人である神近市子が押し掛け、大杉栄を刃物で刺し殺そうとしたという、一大愛憎事件が起きた場でした。当時は大々的に報道された事件でした。
妻の誕生祝いで食事に出かける、夫婦で訪れた日陰茶屋でした
私がなぜ、こうした愛憎事件に詳しいかと言えば、一般論で詳しいわけでなく、大杉栄と言う思想家を以前から知っていたこと、また、伊藤野枝は、平塚雷鳥が創刊した雑誌「青鞜」を発行する青鞜社をその平塚雷鳥から引き継いだ人物としてしっていたためです。また、神近市子はその「青鞜」の発行にも深くかかわり、当時から新聞記者として働き、社会的な行動力があった人物であったわけです。当然、その後、入獄する運命になりますが、戦後はまた新しい生きたかをするわけですが、それはまた、後で記しましょう。もっとも、この種の運動(女性解放運動、あるいはアナーキズム運動)に関心がある人士ならば、おおよそが既知のことでしょう。(続く)
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