町田市議会無所属会派 吉田つとむ 2024.4.17提出
石川県能登地域(中・南)と富山県小矢部市の視察報告書
2024年1月1日の能登半島地震から100日が過ぎました。
能登半島地震の被害を受けた富山県小矢部市の産業建設部を訪ね、都市建設課の
北 課長、中山 主査のお二人から、小矢部市の応急危険度判定と住家被害認定調査の実例に関して、資料を基に説明をいただきました。なお、この視察に関して、地元の中村重樹元市議会議長に仲介の労を取っていただきました。
●小矢部市の震災の初動対応について
地震発生:2024年1月1日(月)16時10分
資源地:石川県能登地方
小矢部市内の震度:震度5強
1月1日(月)17時10分 災害対策本部設置
この日の内に、震災対策本部会議が3回開催されており、2回は被害状況の把握、1回は今後の対応となっている。
小矢部市は震災発生出動態勢の基準にそって、職員の大半が市庁舎に集まったということですが、その建物に亀裂などが生じており、敷地内に集合したというものでした。
実施本部は、消防署内に1月2日で機能しており、3日以降、本庁で設置されたということでした。
特別の混乱は生じなかったようでした。
被害情報などの資料は、小矢部市からいただいた資料に記載があります。
震源の石川県はもちろん、富山県内の氷見市や高岡市に比べると、被害は少ないものであったとの説明でした。
資料:
P1.令和6年1月能登半島地震における市の対応状況について R6.4.12都市建設課
P2.令和6年1月能登半島地震における市の対応状況について
●建築物応急危険度判定の特徴について
1月2日に、判定実施の要否の決定が行われ、支援実施計画の策定、同通知が富山県と建築関係団体に行われました。
また、富山県への支援要請は行われませんでした。
*現実は、他の隣接市で、液状化現象が生じたより過大な被害が生じており、小矢部市への支援は見込まれないということで、支援要請が見送られた次第と言うものでした。
よって、小矢部市では以下の取り組みが行われました。
・地元判定士等への参加要請
・判定資機材の準備等
・輸送・宿泊の手配
・その他の判定実施の準備
1月3日に判定士等の受付を行い、
1月4日に判定の実施を開始し、1/4-1/6、1/8-1/9の5日間作業が行われる。
判定結果は随時行い、当日分の判定結果の報告を行い、富山県にも即日報告されている。
1月9日には判定活動が終了し、活動終了の報告を富山県に提出しています。
また、民間判定士の補償制度の手続きが行われています。
その応急判定士は2人で行動し、最大5名が対応したというものでした。
合計57件が判定され、危険(赤)9件、要注意(黄)34件、調査済(緑)14件となっていました。
(以下は次回に記載)
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●住家被害認定調査の特徴について
<所感>
●建築物応急危険度判定と住家被害認定調査の相違について
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