4期連続TOP当選 吉田つとむとは?

過去各種選挙に15回立候補し、8勝7敗する。直近の令和4年の市議選に出て勝利し、4期連続トップ当選。個別対応形式のインターンシップが好評で若者育成を図る。自民党を排除された後、現在まで完全無所属、支持政党なし。6期目に議長も務めて改選し、7期目に町田市議選史上最高票を獲得。さらに、8期目は7期目を上回る史上最高票9206票を達成。議会内では「無所属」に参画。ユーチューブ「発見動画チャンネル」を運営。零細企業営業マンを務め、政治経験が長い。ネット関係の著作、講演もある。

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清渓セミナー:視察報告、「若者が声を届け、その声が響く社会を目指して」能條桃子 氏2022.10.19

活動報告

 令和4年10月17-18日の日程で、日本青年館に集合し、第27回清渓セミナーが開かれました。超党派地方議員が集まり、自主的な企画を立て、長年取り組まれた研修会です。

 以下、一つのテーマで、書いた視察報告書です。全部で、6項目が設定されましたが、自分の関心、あるいは社会的な必要性を見て、ピックアップして所感を述べたいと思います。

 視察報告書 4年10月18日分 無所属会派 吉田つとむ
調査事項 1 「若者が声を届け、その声が響く社会を目指して」
講師:能條 桃子 氏
(一般社団法人 NO YOUTH NO JAPAN 代表理事)
 (写真は2枚とも参加者の提供写真を使用しました)

講師経歴
ハフポスト日本版U30社外編集委員 / 一般社団法人NO YOUTH NO JAPAN代表理事 / 慶應義塾大学院経済学研究科修士2年生
 頂いた資料と話によると、上記のような経歴です。
社会問題意識が早く、神奈川県平塚市青少年議会と言う取り組みに、小学6年生で参加したのがスタートらしいとご本人が説明されました。
 以下は、私見的記載も入りますが、学業心に燃えて、地元公立中学から、私立の都内進学校に入り、記載の大学に入り、そのまま大学院に進んだというものですが、その間にも、社会問題意識に満ち、企業インターンでやり、大学2年の時、衆議選で選挙インターンをやったとあります。私もはるか昔、選挙インターンをやっていましたが、今から考えると、その手法には疑問も持つ次第です。
 その後、投票率80%越えのデンマークに留学したというものです。
 その後は、今日の現状に疑問を抱く(政治的な)問題に、ダイレクトに取り組む活動をされ、上記の肩書に相当する活動をしています。

 <所感>
 私は自分が政治家議員としてあるのですが、この講師である能條 桃子 氏を全く知りませんでした。私は、能條さんと同じような経歴、正確にはほぼ同様な学歴の学生をインターンシップで受け入れてきましたし、今も受け入れていますが、その位相が全く異なるものでした。当方の受入学生も、社会的に活躍する人物はいますが、そうした皆さんが、政治的な関心の有無はともかく、活動が政治の方向にも向くケースはほとんどないのが実状です。

 能條桃子氏は、U30(30歳以下の意味)という言葉を何度も使っています。他方で、Z世代(「Z世代」とは、1990年代後半〜2010年生まれの世代のこと)と言う言葉には、とても批判的に見ています。これは、能條桃子氏が能動的に政治にかかわってきたことでより強化されたものでしょう。
 当然、その世代が政治参加することを願っています。世代間の壁が政治のあり様をいびつにしていると見られていますが、近年の選挙では、現実の政治はその人たちが思うより、はるかに若い人が当選しており、高齢者は退場を強いられています。2017年と2021年と比較して、平均年齢49.3歳から50.5歳に1.3歳情していますが、70歳以上で見ると、1人から3人になっていますが、単に前回当選者の60歳代が70歳代に上昇したに過ぎないでしょう。ちなみに、前回は20歳代が5人当選しており、今回は1名になっていました。それは新政党ブームを含めて20歳代新人が登場したわけで、社会全体で言えば、70歳代以上の世代の政治家代表ははるかに少ないと言えましょう。
都議選当選者の比較
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/togisen/2021/numerical/comparison/
 現実の議員の年齢構成は、(資料は掲示されていないが)過去に比べて、若返りを果たしています。もちろん、これから10年後は、今の若い政治家の大半の政治家が持ちこたえる場合と、そうではなく、新たな潮流が起きてくれば大きくまた変化の年が来るでしょう。他方で、そうした若い議員は、若い世代の投票行動を上昇させているかと言えば、決してそうではなく、投票率は概ね、低下傾向にあることは間違いありません。
 その意味で、能條桃子氏の活動が、世代を超えた投票率のアップを促してくれることを期待しています。

 能條桃子氏が、デンマークの政治、政治家を紹介した中で、特に印象的なことは、学校給食に政治家が遊びに来る光景と言うものがありました。日本でいえば、管理の問題、衛生上の観点から部外者を排除する傾向が先に立ち、同様な方法を採用するのは、ほぼ難しいのではないかと思います。それが、政治家がそうした方法に背を向けているのでなく、執行者や執行機関が物事を面倒がって、排除しているのでしょう。
 ただし、能條桃子氏が問題意識を持つように、日本の場合は人の日常生活に入るのでなく、組織化された人の集合を対象に、政治家が行動していると言えるでしょう。政治家は、絶えず、自分が挨拶できる場所を探し、その場所と時間を移動しまわることで、政治活動と認識しているとしか思えません。こうした政治家の活動スタイルは改善した方が良いでしょう。

 その活動で心配することは、一時期、若者の政治活動で話題になった「シールズ」がその前後を巡って、立憲民主党からの資金の流れが問われた問題が生じないことを願っています。それは、それ以前に自民党も問われたことで、ネットの書き込みが大量にDappiのもので、それが企業組織の活動であったことがそのつながりとして指摘されました。能條桃子氏の講演や資料を前提にすれば、選挙管理委員会を対象にしたり、幅広い政治家を相手に活動している様子であり、前者の轍は踏まないと思っています。
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 吉田つとむHP         町田市議会議員 吉田つとむのブログ

コメント

  1. […]  能條桃子氏に関して、清渓セミナーと言う研修会に参加していましたが、2…会場の参加者は、手伝いの学生などを約100名、演壇からは参加者の顔が概ね見える範囲で程よい人数と思われるリアル+オンライン開催セミナーでした。初めて聞いた、能條桃子氏のトークは早口で休みが無く、とてもテンションが高く、私など、会場の中段の列に座った者にもその風圧に押される感じでしたが、今日のラジオ出演の口調は以外にも落ち着いた感じでした。2022.10.20 […]

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