ブラジルでは2022年10月30日、大統領選挙が行われ、元大統領のルラ氏が当選を果たしました。2023年1月1日にルラ大統領にボルソナロ前大統領がその「タスキ」を渡す慣習、イベントが行われるものとされていますが、直前に、ボルソナロ前大統領が海外に脱出(アメリカとされています)、その行事が出来ないまま当選したルラ大統領が職務についていました。
ところが、このブラジルでは1月8日。選挙で選ばれたルラ大統領の復活を無視する、前大統領派の国会侵入が起きました。最高裁も同じく侵入され、大きな被害を受けている光景がTV映像で流されています。おそらく、ネットの映像ではもっと多面的な暴挙が映し出されるでしょう。思えば、アメリカの大統領選挙後のトランプ前大統領派の国会侵入、占拠と同じ状況が発生しました。
海外に脱出しているボルソナロ前大統領は、この国会侵入の暴挙をいさめる発言をしているようですが、自分が海外に脱出した行為が、同氏支持派の暴挙を生み出したものであり、国民の大多数、あるいは軍や警察はその暴挙を支持するはずもなく、前大統領派の陣営の実行犯は逮捕、処罰されるでしょうし、その指導者は暴挙発生の責任が問われるでしょう。
ある意味、今回の国会や最高裁への侵入の暴挙は、選挙で選ばれたルラ大統領の正当性をより高めるものだと思います。
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