今日(6月1日)が何の日かと言うと、ウクライナの激戦地バフトムで、そこを制圧したワグネルが撤収し、ソシア軍と交代完了する日の設定ですが、果たして2023.06.01
ヤフーやグーグルの記事検索をすると、ウクライナ国内では外部からミサイルやドローンの攻撃が続いていること、他方のロシアのモスクワでもドローンの攻撃が新たに始まっているニュースが出ています。それら以外でも、ウクライナ南部、あるいはロシア制圧地でも重点施設などが攻撃を受けているニュースが続いています。
他方で、この間、双方が死力を尽くしてきたバフトムの攻防に関するニュースがピタッと止まりました。もちろん、激戦で多数の死傷者が出た、あるいはこうした建物が破壊された、新たな攻撃手段が使われた、あるいはそのリーダーが今を語ったなどがニュースの中心でしょうが、ウクライナ軍とワグネル部隊が日々死線を超えた激戦を重ねたニュースが伝わる地域が、まるで別空間になったように情報が希薄になっています。果たして、本当に戦闘は収まっているのでしょうか。
この間、バフトムのワグネルは、確かに、その場を去る方針をネットで明らかにし、その行動をとり始めたことがニュースになってきました。その代わりにロシア軍が進駐した話は確定されていません。併せて、ウクライナ側は、バフトムの中心部をワグネルが制圧したことを情報として容認し、ただし、郊外部は複数でウクライナ軍が支配権を持っていることを強調していました。何も休戦が行われているわけではありません。
果たして、この数日のニュースの空白は何でしょうか。これまで戦いの詳細が双方から伝えられました。西側はキーウ情報、ワシントン情報、その他のヨーロッパ諸国の情報が発せられ、日本はほぼそれらの情報の垂れ流しとなっています。ロシア側の情報もアメリカや欧州の政府、軍、及び軍事情報機関や研究機関の提供ニュースとなっています。
ロシア側自身の情報発信は、ロシア政府、ロシア軍、そしてワグネルとその創始者のプリゴジン氏の動向、さらには、「ドネツク人民共和国」などの親ロシア勢力に限られています。昔(ベトナム戦争)であれば、記者がそのロシア側に相当する側にも取材に入り、その情報発信が独自のニュースを提供していました。
果たして、バフトムのニュースの静穏さは、本当に戦闘が平穏になっているのか、また、現地が平穏とすればその背景にあるものは何があるのか、それを調べ、語るのがマスメディアのマスメディアの役割と言うか、商売の基礎ではないでしょうか。
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吉田つとむHP 町田市議会議員 吉田つとむのブログ
コメント
この記事を書いたとたんに、ウクライナ東部戦線に関するニュースで、「ウクライナ東部に部隊再配置、命令を「受け取った」 チェチェン首長」CNNなど一斉ニュース。元は当事者のテレグラム投稿と記されています。
当然、バフトムの情勢にも反映されるでしょう。