4期連続TOP当選 吉田つとむとは?

過去各種選挙に15回立候補し、8勝7敗する。直近の令和4年の市議選に出て勝利し、4期連続トップ当選。個別対応形式のインターンシップが好評で若者育成を図る。自民党を排除された後、現在まで完全無所属、支持政党なし。6期目に議長も務めて改選し、7期目に町田市議選史上最高票を獲得。さらに、8期目は7期目を上回る史上最高票9206票を達成。議会内では「無所属」に参画。ユーチューブ「発見動画チャンネル」を運営。零細企業営業マンを務め、政治経験が長い。ネット関係の著作、講演もある。

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(自民党・共産党)の党員処分と、対応の経験について、2023.06.10

選挙
ちなみに、自民党時代の写真で、1期目の終わりか、2期目の最初の頃の写真で、自分のパーティーでファッションショーをしていた

 共産党(正式には日本共産党)の一人の地方議員が政党(共産党)から除籍処分を受けたニュースがマスメディアでもいくつも話題になっています。氏名も本人も、当事者の共産党も、マスメディアもすべてが公開されているので、オープンと解釈されるので、以降は氏名などを掲載して記事とします。兵庫県南あわじ市議会議員の蛭子智彦副議長(市議5期)です。タイトルは、(自民党・共産党)の党員処分と、対応の経験について、2023.06.10としました。

 蛭子智彦南あわじ市議会議員はベテラン議員です。南あわじ市は合併してできた自治体で、同氏は旧西淡町でも議員歴があるようで、最後の旧西淡町議選で落選後、合併したあとの南あわじ市議会議員選挙の5回の選挙では全て当選しています。直近の2021年10月31日の改選では、18議席中で12位、もう一人の共産党候補の方が16位となっており、本人が次回の改選で危機的な状況にあるとは思えない選挙結果を示しています。

 ただし、どの政党の、あるいは無所属議員であろうと、住民と密着し、相当数の人数の支持者と様々の情報提供者を持っていないと成り立たない商売と言えましょう。*中には、議員は商売ではない、人格者がなるものだという見解があるでしょうが、大なり小なり、地方でも国でも議員が無給として制度はありません。ただし、選挙に落選すれば、即座に在野の一政治志向の人材に転落し、無収入になります。所属政党の職員になれるか、あるいは関連団体、関連事業所で職を得るシステムが備わっている人以外は、無職の素浪人と成り下がってしまいます。私は体験者ですので、それをあり様をよく承知しています。

 そうした見方を前提にすれば、蛭子智彦南あわじ市議会議員は共産党を除籍とされて、共産党公認を外されると次回の選挙が影響されるかも知れません。ただし、ご本人のSNSから察するに特産の玉ねぎなどをつくる農業をやっておられるようであり、かつ、SNSの記述を見れば、真摯な書き方でそこから政治家としても真面目さがうかがえる人物であり、逆に除籍をした共産党の方がおかしいのではないかと当該市民に判断されるのではないでしょうか。

 蛭子智彦南あわじ市議会議員の場合は、今回の除籍になる前に、その共産党内で権利制限の処分や、役員の罷免処分で党内の会議にも出れない、情報が遮断される立場に置かれている様子がうかがえます。議会で他の共産党議員と同じく活動することもできず、会派を分離することになったのも、住民への責任としてのものでしょう。
 共産党本部の解釈・説明を含めて蛭子智彦南あわじ市議会議員の立場を説明しているのが、下記のサイトの記事です。
 令和の日本共産党ウォッチャーBlog2023年06月07日
  政党の党員議員が自分の疑問や意見をツイッターでは述べてもいけないとすれば、まるでトップから発言が制限された4年前の都民ファーストの新人議員や、維新の新人議員のようです。
 他方で、下記の資料もあります。並行してみていただきましょう。
 日本共産党の党内民主主義について(神谷貴行:共産党福岡県委員会常任委員)2023.03.05
  ここでは、共産党の福岡県委員会の常任委員という中間党組織の役員がその発言を巡って、自分の処遇を記しています。どちらが真実か、私はどちらも事実だろうと思っています。福岡では発言者本人に処分が科された状況は出ていません。昔は共産党組織が強く、衆議院選挙が中選挙区時代に福岡県内共産党は2名の衆議院議員を輩出する力を持っていました。共産党幹部を構成する人材を育ててきた民青同盟も系統だって組織されたたくわえがあり、それから50年以上が過ぎ組織的な後退があっても、まだ、組織内に議論を封殺しない余地が残っているのでしょう。

 そもそも、共産党の組織問題、言論統制問題で党員の除籍が発生したのは、京都府でした。今日までに京都府と言えば、共産党にとって聖地のような存在であったでしょう。戦前には山本宣治代議士があり、その後は谷口善太郎代議士、そして穀田恵二衆議院議員と有力な国会議員を輩出してきていますが、最近の低落傾向、あるいは穀田恵二衆議院議員の国会の役職(国体委員長)20年以上務める硬直化が組織内の議論封殺の現況につながったと推測するものです。

 自民党の党員処分の吉田つとむの経験的な記述

 私が知るところ、自分党の場合、その党員処分は公職選挙の公認、推薦や応援行為に属するものが大半と言えましょう。一度だけ、小泉総裁の時代、衆議院議員選挙の公認を巡って、「郵政民営化」に異論を唱えた議員が幾人も追放される(処分を迫られ、離党扱い)事態が起きました。それ以外には、党員議員のはなはだしい破廉恥事件を起こしたことのみ離党措置が時折あります。
 私が自民党に所属していた時代、党の支部や都連でも発言の機会がある時は、異論や上層部に意見を呈していました。嫌がる人はいましたが、それでもって排除を受けることはありませんでした。一定の役職までは就いていました。
 自民党で実際に党員処分が起きるのは、公職選挙に係る問題です。自民党の政治家は上昇志向が強く、上級選挙や首長選挙の候補者選定に関して、その立候補予定者やその人物についた議員を排除する例が度々起きています。除名勧告があった場合、面倒が起きる前に、当事者が離党して当該選挙に立候補するケースが自民党では一般的です。公認候補を倒して、無所属の候補が勝てば、自民党所属に復帰する例を多数見てきました。
 私もその当事者で、市議4期目の1年目を過ぎた直後の時期に都議補選があり、それには公認で立候補しました。当時、町田市は定数3で自民現職が1名ありました。*すでにその時点で、都内には逆転選挙区(町田市より人口が少ない区で4名のところがありました。)がり、以後の定数是正で、現在町田市選挙区は4名となっており、それ以降自民党は2名の公認を出し、1名が当選しています。
 当時は、自民党の町田支部の執行部から総掛かりで排除の行動がとられ、最後は都議に立候補すれば除名と宣告されました。支援は無くても良く、自民党籍だけは残してほしいと嘆願しても容認されず、やむなく、自民党の支部長に離党届を提出する次第になり、都議本選を完全無所属で戦いましたが、多勢に無勢で落選しました。あきらめきれず、また、当時、私を自民党から排除した党の役職者(議員)と戦うべく、市議会に復帰しました。*以降は、その後の選挙と議会活動のあり様通りです。選挙は、それ以降は完全無所属で戦い生き抜き、市議に復帰してもどの政党にも属せず、毅然として他会派にも屈せず、「保守陣営」の仲間と会派を形成してきました。

 比ゆ的に言えば、最初の都議選に勝利しておけば、私が地元自民党の中で官軍の旗を手にしていた次第です。なぜなら、ずっと私は自民党が国政で野党転落した時期においても市議選候補として自民党公認を通しており、追放措置されるまで、自民党に尽くしてきた立場でした。排除されて以降、しっぽを振って親自民党とはなり得ない立場です。ただし、現在の自分が完全無所属を保っており、一定の政治潮流や住民意見を反映できる立場にあり、議会内での彼らとの付き合いは、住民のためになることなら、状況主義的に対応するものです。 
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