古くから付き合いがある黒岡實さんから、新著(ホタテガイと私)が送られてきました2023.07.26有り難うございます。
ホタテ貝は北海道や青森県の特産として知られる、二枚貝です。今は大半が養殖と思いますが、それ以前から食用にされており、漁業が産業として成立する以前から人の生活に役立っており、古くは貝塚の世界になりますし、最近では養殖の技術が進み、遠くに出て人を呼び戻すほどの勢いがあったようです。
そうした時期に、今は廃船になった原子力船むつの出力試験や事故があり、ホタテ養殖を揺るがす騒動と言えるような展開が起きていました。その一部は、そこに生活していない私でもニュースに知るほどの全国ニュースになっていました。
黒岡實さんは、それらのことを含めて、さらに、ホタテ貝の養殖技術の進展を技術論的な視点から検証した、研究論文「むつ湾のホタテ養殖ーつり下げ法の発見と普及」は、第26回「日本地理教育学会人文地理学部門」の最優秀賞を受賞しています。東京にあっても、地元に思いをはせる心がその論文の価値を高めるものとなったのでしょう。
私が知っている黒岡實氏は、参議院選挙で新しい政党のサラリーマン新党ができ、その選挙で当選した八木大介(木本平八郎)議員の事務所に秘書とのしての関係でした。私は当時の筆頭秘書(第一秘書)でしたが、議員に合わせる面が欠けており、長くは務まりませんでした。その後の経過からすると、そのことで、私が独立して、やって以降、町田で持ちこたえて行こうということにつながりました。
一方の黒岡實さんは、我慢強く、苦難の中でも耐えていけるタイプの人物に見えました。最後まで、その八木大介(木本平八郎)議員に仕えていました。と言っても、八木議員自身が1期6年を参議院議員として務め、2期目は神奈川選挙区の候補者として無所属でたわけですが、それを機に選挙からは遠ざかられています。本人は一流企業のサラリ―マンを終える直前に政界に飛び込み、見事にシロウトから突然議員となり、それで終わっていけたから良かったでしょうが、その後に黒岡實氏はご苦労をされたことでしょう。もとより、私がその頃に人のことを顧みる余裕はなく、自身も浪人暮らしをしていました。
お互いに相応の年齢になりましたが、黒岡氏がその後も物書きをされ、味があるエッセーを書かれるのは、青森県津軽地方の出身者として、二枚貝のホタテを大事に見つめられてきたからでしょう。
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吉田つとむHP 町田市議会議員 吉田つとむ
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