4期連続TOP当選 吉田つとむとは?

過去各種選挙に15回立候補し、8勝7敗する。直近の令和4年の市議選に出て勝利し、4期連続トップ当選。個別対応形式のインターンシップが好評で若者育成を図る。自民党を排除された後、現在まで完全無所属、支持政党なし。6期目に議長も務めて改選し、7期目に町田市議選史上最高票を獲得。さらに、8期目は7期目を上回る史上最高票9206票を達成。議会内では「無所属」に参画。ユーチューブ「発見動画チャンネル」を運営。零細企業営業マンを務め、政治経験が長い。ネット関係の著作、講演もある。

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炭坑を知らない、わからない世代と盆踊りの炭坑節2023.08.02

所感・つぶやき

 本日は、盆踊りの練習会に参加しました。令和音頭やパブリカなどの曲に合わせて、盆踊りの振り付けを練習したり、あるいはおさらいをしました。特に、練習までもないとされる炭坑節のおさらいの時、小学生が怪訝な顔をしていました。なぜか確かめると、「炭坑」を知らないし、「石炭」も知らない、おそらく習っていないのでした。

 原子力か、風力(太陽光)を政策的には議論をしている時代です。エネルギー源としての石炭は、排除される時代にあり、教育の世界ではタブーになっているのかも知れません。さらに、その石炭を取り出す炭坑があってはならないものに変化したのでしょう。炭坑節が徐々に忘れられるか、あるいは意図して排除されるかも知れません。「掘って掘って、また掘って、担いで、担いで、後づさり、・・・」の曲は日本の盆踊りの定番と理解していましたが、先にはそれは忘れ去られる存在かも知れません。

 私は、福岡県瀬高町(生まれた時は、東山村という)というところで生まれました。小学6年生で福岡市に移っています。大牟田市と久留米市の中間に位置する自治体です。大牟田市は三井の本拠地で化学工業や三池炭坑がありました。中心部は華やかな大都会でした。他方の久留米市は、ブリジストン(石橋)の創業地で、地下足袋からタイヤ(他に、運動靴のミーカーがある)に発展した工業都市でした。その瀬高方面からは、鉄道やバスで大牟田や久留米に仕事で通う人が大勢いました。

 私は福岡市に移った小学生6年生の頃は、その三井三池炭坑でエネルギー革命を通じた一大労働争議が行われていました。労働者はストライキ、使用者側はロックアウト(工場閉鎖)で対抗し、連日、その攻防がニュースになっていました。日本安保条約改定が大きな政治課題となるかな、経済分野の一大争点となっていました。その労使紛争には、会社側の暴力団もかかわる状況になり、組合員の一人(久保清さん)が刺殺されることまで起きました。私は子ども心にも大きな憤りを感じていました。

 その後、労使紛争が鎮圧された後、三井三池炭鉱では炭塵爆発が発生し、多数の炭鉱夫が死亡する事故が発生し、その後の石炭から石油に代わるエネルギー革命が一挙に進みだしました。それから、当地以外では、石炭や炭坑から急速に忘れ去られていきました。私にとっても炭坑節を除いて、郷里につながるものは無いのかも知れません。それにも関わらず、現実のあり様は、石炭が二酸化炭素を排出する最大の原因とされ、炭鉱は大勢の人の命を奪った暗い記憶の場所となっていまったのではないでしょうか。

 かく言う私が今のあるのは、郷里の盛衰、エネルギー産業の転換、集団の争い、人の死を見つめていました。ただし、そうした中で不思議なメロディー快い音感と、日本舞踊の基本に乗った炭坑節が私の心を落ち着かせていました。その意味では、荒くれたソーラン節が今によみがえり、今の子どもから大人まで人気を博しているのは、どこにあるのでしょうか。
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吉田つとむHP       町田市議会議員 吉田つとむ

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