本日は、町田市議会健康福祉常任委員会が開かれ、委員として出席しました。第3定例会は、「決算認定」が大きな大きな仕事になりますが、住民請願が当委員会に1件提起され、その審査は議会にとって、議員のとって重要な仕事になります。
件名は、(1)請願 第15号 加齢性難聴者の補聴器購入の助成を求める請願と言う次第でした。内容は、高齢者で難聴になった人が補聴器を購入する際に補助を出してもらいたいというものでした。
それに対して、行政は、請願者の願意の実現性の可否を述べるシステムとなっています。その後、議員は請願の可否を採択・不採択と言う名称の結論を出すのですが、そうした議論の審査の過程に全部居合わせるのが行政職員でした。住民は提起した請願を採択してもらいたい、行政側は請願者の願意を実現性は無いとしたら、議員はどうするべきか、本来は、その討論や採決の場に行政職員が当事者にように座っているのはなじまない、それは議員だけ(議事進行を補助する議会事務局員は、会議の場にいる)で良いはずであり、討論と採決の場は、意見が異なる場合もある議員で全てを決するべきであるというルールで審議を行っている地方自治体の例を聞いたことがあり、それが地方自治体議会の神髄だろうと思う次第です。
時間をかけて様々に議論しましたが、議員間協議を行った経過(医師会なの見解を確認したいという意見があって)を持って、今回の請願を継続審査とする提案で継続が決しました。
なお、その提案を行ったのは、その場で採決して良いではないかと議事に臨むまで思っていた私でした。経過的には賛成討論をする可能性があったのですが、現実はまるで異なった発言(継続審査の提案)し、全員の同意を得ました。
その経過は、請願者に不思議で、不信を持たれる可能性もあるものでしょう。ただし、議員はことの成就が目標で、この請願の可否に関してどちらも可能性があることです。行政の判断が、この請願の願意の可能性がないと主張している段階では、請願を補強する可能性を持つ、第3者的な意見が提起されることを経過した方が請願を付託する見解がより支持を増やすだろうと思いました。
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