4期連続TOP当選 吉田つとむとは?

過去各種選挙に15回立候補し、8勝7敗する。直近の令和4年の市議選に出て勝利し、4期連続トップ当選。個別対応形式のインターンシップが好評で若者育成を図る。自民党を排除された後、現在まで完全無所属、支持政党なし。6期目に議長も務めて改選し、7期目に町田市議選史上最高票を獲得。さらに、8期目は7期目を上回る史上最高票9206票を達成。議会内では「無所属」に参画。ユーチューブ「発見動画チャンネル」を運営。零細企業営業マンを務め、政治経験が長い。ネット関係の著作、講演もある。

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町田市議会議長選挙、自民党反主流が勝利し、主流派は候補者もない。勝った方が官軍2024.2.23

市政の動向と議会発言・態度・視察
こんな場に案内された時もありました

 昨日は町田市議会議長選挙が行われました。続いて副議長選挙も実施されました。議長に木目田英男議員(選ばれる町田会派=自民系分派)、副議長に山下てつや議員(公明党)が選出されました。以下の通り、その内容は既報の通りです。ちなみに、議長選挙で敗れたのは、2回目の議長を狙った吉田つとむ(無所属会派)ですが、副議長選挙に敗れたのは自由民主党会派の議員でした。
町田市議会の正副議長人事と、結果が一般質問通告最後の二人であったことは偶然か必然か2024.2.22

議長時代はこうして大勢の方に見守られながら、始球式を望むこともあります

 さて、今回の町田市議会は、前回に続いて市議会の3派連合から選出される結果を示しました。
 ちなみに、前回は、戸塚正人議長(まちだ市民クラブ=民主系)、岩瀬和子副議長(選ばれる町田=自民系分派)でしたが、その議長選挙では4人も候補者がでて、自民党の候補者、共産党の候補者、無所属会派の吉田つとむの3名が落選しました。
 今回は上記のように木目田英男議長(選ばれる町田=自民系分派)、山下てつや副議長(公明党)でした。議長選挙には、また吉田つとむが出て落選(ありがたいことに、無所属会派議員は全員投票してくれています)しましたが、自由民主党会派は候補者を擁立せず、木目田英男候補にその全員も投票しています。不思議なことに、自由民主党会派は副議長選挙に候補者を擁立しましたが、敗退しています。この数十年間、自由民主党主流派の会派が副議長選挙に候補者を擁立したのは初めてのことでした。それも落選が見えた中で副議長選挙に候補者を出して落選する事態になりました。

議長時代

 歴史をたどると、自民系会派で副議長選挙に候補者が出たのは、今から14年前の川畑一隆議長(公明党)の時に、志政クラブ(自民党+無所属:旧自民党主流派でその期に解散)の吉田つとむ(15年前、2度目の都議選に出ることで自民党に除名勧告を受けて離党させられ、その後は完全無所属になったことで、5期目以降、無所属議員となる)が最初でした。会派から推されたわけではなく、事前に自分で他派と交渉を入れ、立候補したもので選挙で当選しています。この時期の自民党主流派の議長候補は落選し、開票までその結果を認識せずにいたようでした。その市議はその期で引退しています。それ以前には他の議員を推し、所属会派の幹事長を見事な実績で果たしたのですが、その4年後には、本人は憂き目にあっています。 (下段参照)
 その2年後も同志政クラブの無所属議員が副議長になっています。その議員はしばらくして自民党に復党したので、自民党員で副議長を経験したのは、その議員が初めてでしょう。

正副議長で来客を迎えている光景です。殿村健一副議長が左です

 *なお、その当時まで副議長に就けば、議長を務めるルールが無く、自民党員で副議長になることを目指した議員がいなかったわけです。ただし、その後、副議長経験者が議長になるケースがあり、それでは副議長が議長になるのは「可」という判断があり、実現したことで、それを前例ありとして実行したのが、吉田つとむ(6期目)第35代議長就任でした。結果として、吉田つとむは無所属議員の議長は初、最小会派(4名)の議長初となりました。もちろん、議長になるには単独で行動してできることでは無く、会派の中で強力な協力者(前期に引退した大熨宣也議員と保守連合の会派議員)や、同調した会派などの存在があって成立するものです。何より、議会の力関係の分析、他派への相互信頼と秘匿性を有する体制が何よりです。

議長時代の最初の外来者は元インターン生でした

 議長選挙では、その日に勢力関係が変わった、投票の直前まで明かされないことがあるし、それが開票結果の発表までまるで分らなかったということがあるほど、町田市議会の議長選挙が複雑なことがあります。単純な時もあります。他方で、事前に話し合いが順調に進み、選挙が無く、議長が決まった時期もありました。思い返せば、吉田つとむは、副議長に就任した時も、議長に就任した時も、他に候補者がいないにも関わらず選挙の要求があり、対抗馬の氏名が無く、一定の白票や無効票がでる形態の選挙結果でした。いずれも、副議長職、議長職に選ばれて以来、それぞれ所定の日や任期満了まで務めています。

 なお、筆者は4期目1年間まで、一貫して政党は自由民主党に所属していました。会派も自民党主流派の会派に所属し、その3期目後半にはすでに没役しかけた時期の会派幹事長も務めて、その会派からは激戦(1票差で当選)で議長も出しました。ただし、私がいた会派の切り崩しが続き、改選したかんじんな4期目冒頭には、所属会派に議長選を戦う体制も無く、私が役職選で自民党から推されることが無く終わった次第でした。つまり、ライバル派閥に自民党の主導権が取られてしまっていたわけです。これが、都議選に出て、落選した後、市議会に復帰して、自分が取った行動につながりました。

 さて、これからの市議会の自民党はどうなるのでしょう。聞くところによれば、この期(令和4年)の冒頭の会派分裂、あるいはそれ以前の抗争を通じて、自民党町田総支部から除名(勧告)の扱いを受け、都連はそれを承認してはいないというものでした。もちろん、自民党員ではない私が詳細を知るわけではなく、当事者や関係者が私に一方的に話したことを聞かされて、上記のように承知しているものです。

会派視察で、阿南市議会を訪れました、その写真です

 (選挙結果の概要は上記)その自民党会派は、前回の議長選挙(令和4年3月)で所属議員が立候補し、落選しており、その時、自民党分派系の選ばれる町田会派は、まちだ市民クラブ=民主系議長候補を公明党会派とともに推し、当選させています。選ばれる町田会派自身も、その選挙で岩瀬和子副議長を誕生させ、予定時期の間まで順調に職務を果たしています。また、選ばれる町田会派会派には、無投票で議長に就任した議員も所属し、この間の自分の議長選挙や他の議員の議長選挙で活躍し、今回もその役目を果たした若林あきよし元議長のいます。そのほかには、これまで重職にはついていない議員もいます。また、前期、前々期の私と同じ会派にいた無所属議員もいます。果たして彼らは、どのように活躍していくのでしょうか。
 他方のこれまで本流と考えてきた勢力は、あるいはその個々の議員はこの状況にどのように耐えていくのでしょうか。彼らに言えるのは、私が自民党時代になめた辛酸に比べれば、檸檬程度の味に過ぎないと思うものです。

 それに今回の議長選挙で、選ばれえる町田会派から木目田英男議長を出したことで、市議会の自由民主党の勢力関係に大きな影響を与えたと考えるものです。つまり、これで選ばれえる町田会派の勢力が自由民主党会派の勢力を上回り、あるいは凌駕するのではないでしょうか。改選選挙から2年を過ぎ、一定の議員にとっては次期の改選を意識する時期でもあります。自民党の場合は、それまでに議会内で派手に分裂いていても、党的には一体になることや、会派の統合集結を追求することがあります。
 私自身、自民党時代は、そうした統合を求めるポジションにあったり、新人発掘に苦ねんした時期もありました。あるいは、最大会派の所属だと自負していた時期もあったことでしょう。あるいは、自分の党内ポジションが傾くと、自分を振り返る人もいなくなります。

 大勢力時代に幹事長の務める市議は、その議員は見た目にも大きく見え、少数勢力になった時の幹事長(私が市議会自民党会派の幹事長を務めたのは、最小会派に転落した時期でした)は身をかがめる意識の立場になります。それが自民党らしいの議員の姿でしょう。今は、私がその自民党自体を追放された立場であり、無所属であることを誇りにして、人の目を意識することは一切ありません。
 さて、自由民主党では勝てば官軍、いや、もっと極端で、勝った方が官軍です。それは、議員や候補者がそのように教育されてきており、それを乗り越えてきた中で、議会の中で羽振りが良い方の幹事長であったり、その勢力をバックに議長として華やかに振り舞える時が来たわけです。他方の負ければ賊軍と言うのが、私が経験した自民党時代の議員の姿でした。権力闘争に明け暮れる、そのれが組織の活力の源泉である今も変わりはないのではないでしょうか。
 自民党内の勢力争いで負けて生き抜くには、臥薪嘗胆、人の目など気にせず、ただただ、自分の地盤を安定的に維持し、さらには、他派との交流も続けながら、信頼を得るほかないでしょう。ただし、その議員自身が一般から支持されたり、頼りにされることとは別のことであることは言うまでもないことです。

 とは言え、私が自民党の心配をする理由はありません。それは、私を排除した議員はだれも議会に残っていないからであり、また、私自身、自民党に再加入したいという気などさらさらないからです。自民党から追放されて以降が、自分にふさわしいし、都議会に落選して浪人の時期を含めて、自由に考え、ふるまえ、だれに遠慮なく行動できるからです。
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