鈴木宗男参議院議員が維新を離党することで決着した2023.10.10政党と政治家の争いでは、一つの解決方法だろう。こうしたケースで、議員側が離党の手続きをとっても、政党側が後付けで除籍=除名扱いをするケースも多々見られるが、今回は離党の結論が後で除籍=除名扱いになることは無いだろう。それは、政党トップが絡んで離党の結論を相互に納得したものを、また、初めの泥沼に戻すことになりかねず、日本維新の会の政党活動にもマイナスの影響が出るということもあり得るためです。
ケースは違いますが、私も自民党を最終的に離党しています。都議補選で自民党公認で出たのですが、惜敗し、その後の本選にも出る予定でいますが、どんどんと外堀が埋められ、自民党の公認、推薦も、支持も無くても良い、党関係者の応援も求めない、ただ党籍だけを残してほしいと、都議選に出るなら除名と迫った党支部の3役に懇願しましたが、それが容認されず、都議選のかなり前に離党の手続きを取りました。以降、自民党とは、当該の都議選挙はもちろん、その後の市議選においても敵対関係にあります。自民党は、都議選に当たって、私が獲得した議員支部の党員を取り込もうとしてきました。当方はそれを守る体制を取れず、その後、それらの人の中には自民党に残って、私とは縁が切れた人もいます。もちろん、私の方から縁切りしたものです。
鈴木宗男議員は、自らが新党大地と言う地域政党(北海道ブロックのみを選挙区とした選挙区)で当選してきましたが、維新側が鈴木宗男氏を新党大地ごと丸のみと言うか、新党大地を残したままの状態で北海道まで維新が拡大できたことで、全国化の基盤ができたのであり、ここで全面対決はまずいと判断したのでしょう。例えば、次の衆議院選挙の北海道ブロックに「新党大地」が候補者を立てれば、その北海道選挙区はもちろん、その対立が全国ニュースになって、日本維新の会にとって、衆議院選挙の選挙戦全体が面倒なことになるでしょう。取り合えず、争いを小さくできたというものでしょう。
これから先のことはまだまだ分かりませんが、鈴木宗男参議院議員は、自分を維新から追放した人士に仕返しをすることができるか、日本維新の会に後に反省の念を持たせる事態を起こすことができるかが重要であり、一政治家として自分が必要な人材であるかどうかを図るべき機会をぜひ見せていただきたいものです。
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