4期連続TOP当選 吉田つとむとは?

過去各種選挙に15回立候補し、8勝7敗する。直近の令和4年の市議選に出て勝利し、4期連続トップ当選。個別対応形式のインターンシップが好評で若者育成を図る。自民党を排除された後、現在まで完全無所属、支持政党なし。6期目に議長も務めて改選し、7期目に町田市議選史上最高票を獲得。さらに、8期目は7期目を上回る史上最高票9206票を達成。議会内では「無所属」に参画。ユーチューブ「発見動画チャンネル」を運営。零細企業営業マンを務め、政治経験が長い。ネット関係の著作、講演もある。

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イスラエルのガザせん滅は止まらないことと、アメリカの戦闘中止要請の効果薄の状況2023.11.04

世界

 イスラエルのガザ市せん滅行動は止まらない状況です。それに対し、それは「ジェノサイト」であり、このまま容認するべきではないとする立場がアラブ世界だけではなく、欧米を除く世界の大半の見解となり、一貫してイスラエルの自己防衛だとして支持してきたアメリカが極端な孤立の様相を示しています。

 すでに、欧米でもイスラエルのガザ市への全面侵攻、ガザ地区の全面制裁手段には、批判のデモや見解が広範囲に表れ、さすがに、アメリカ政府もイスラエルに戦闘中止要請をしているポーズをとっています。それは、ガザ地区で活動している国連担当者も少なからぬ人材が犠牲になっており、イスラエルの攻撃がハマスの打破(あるいは、全面排除、駆逐)にあるとしても、一般人や外国のNGO、さらには先に記したように国連職員まで犠牲が及んでは、アメリカが悪者にされてしまうという背景から、イスラエルへの戦闘中止要請を外交トップの人材を同国訪問させる方法を使う状況です。アメリカがイスラエルを真に制止する意思があるなら、軍事的な支援を止める表明をして、即座にその手段を講じれば実現することではないでしょうか。現実は、イスラエルへの戦闘中止要請はアメリカのポーズに過ぎないということが明らかでしょう。

 しかし、イスラエルは、自国の平和のためにハマスを根底から一掃することが不可欠であり、そのためにはガザ市のイスラエルによる全面制圧が欠かせないというのは、ガザ市全域が地下トンメルでハマスの要塞化していること自体を破壊しない限り、停戦はあり得ないとする立場を軍事作戦で示しているのでしょう。今回、ハマス側はイスラエルに密かに侵攻し、破壊工作と多数の人質を拉致する事件を起こしており、イスラエルにしてみれば、多数のイスラエル人人質がハマス側にとらえられており、それを放置して、戦闘中止は無いというのが言い分です。人質解放を後回しにすると、ハマスの戦力解体が担保できないと見ているのでしょう。

 また、イスラエル内には、アメリカは日本を屈服させる手段として、広島、長崎への原爆投下を行っており、それは世界平和のための手段として肯定されているではないか、アメリカは原爆投下を正当化出来ているし、ましてや、日本はアメリカに対しその不当性を主張することなく、むしろ、戦後、一貫してアメリカを称賛しているではないかと言う趣旨の観点がイスラエルにあるように散見します。一般人にも多数の犠牲をもたらす原爆使用すら、世界の平和のために容認されている、ましてやその被害を受けた日本自体がそれを受け入れているではないかとイスラエルが思っても不思議がないものです。パレスチナ側にハマスを一掃する手段が無ければ、イスラエルがハマス一掃の戦闘を行うのは正義であろうとすらイスラエルは思っているものと思います。

 アメリカが多大な戦力を送り込んで最後に全面撤退したのは、ベトナムです。アメリカは共産主義勢力の浸透を阻止する目的(要請)で、ベトナム派兵を実行し、さらにその阻害をするベトナム民主共和国側にもB52による激しい空爆を繰り返しました。また、べトナム共和国(南ベトナム)側では、共産勢力を排除する目的で、解放戦線側の道路や勢力地域に空爆を繰り返し、あるいはその拠点地区を制圧する手段として村民一掃虐殺を図るケースが出ていました。さらには、共産勢力の浸透を阻止する手段として、その地下トンネルを破壊するとして、大量の新型爆弾(クラスター爆弾)の使用や、数百万トンの枯葉剤の空中散布を行いました。その攻撃のためには、航空機の使用に限らず、大量のヘリコブタ―(これにも新型機の攻撃用武装ヘリ)を投入したり、あるいは海兵隊などの地上戦力も数万単位で現地派遣し、敵に打撃を与えたことはもちろん、アメリカ軍も膨大な軍備を消耗したがけでなく、人的な被害が膨大になり、その守備範囲が海岸線の一部に追いつめられることになって、アメリカ軍が敗走する経過になり、ベトナム全域からアメリカ軍が全面撤退をしたものです。

 アフガにスタンにおいては、旧ソ連軍とアメリカ軍が時間差をおいて、それぞれがその制圧を果たさずに撤退する羽目に陥りました。

 こうした状況を振り返ると、イスラエル軍が戦闘中止の手段を取るのは、ハマスの軍事部隊が容易ならざる戦力を維持し、イスラエル軍に消耗戦を強いる状況が生まれる時ではないでしょうか。果たして、そうした時期が来るのか、不明ですが、イスラエルとパレスチナの平和的な共存より、イスラエルとパレスチナの軍事的な拮抗関係の方がより現実的な展望ではないかと見るものです。
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